むー の《触発される音楽たち》vol'４ 《俺なら、こうアレンジするね》

絶妙なアレンジ。まるで、ミュージシャン同士 会話しているようです。 ①② 『ストップ･ユア･ソビング』(64年) ＆ 『ZOO』(89年) 「stop stop stop ～」のフレーズが印象的な曲たち。 元はキンクスの64年のデビュー･アルバム内の『ストップ･ユア･ソビング』を、 79年にクリッシー･ハインドのプリテンダーズが、セルフタイトルのデビュー･アルバム ( 邦題は『愛しのキッズ』) から、最初のシングルカットにこの曲を使ってます。 いいフレーズは、時代を超えますね。 ③④ 『ヴァイタミン』(91年) ＆ 『流れるは飛ぶに非ず ( 流非飛 )』(93年) シュガーキューブスのボーカルは、ビョーク。 そのバンドの91年にリリースしたラスト･アルバムからの曲。 テイストそのままに中華料理！ ⑤⑥ 『無法の世界』(71年) ＆ 『ジェット警察』(98年) ザ・フーの５作目のオリジナル･アルバム『フーズ･ネクスト』から。 イギリスでトップ10入りの大ヒット！ PUFFYのは、98年発売の２枚目のアルバム『JET CD』の１曲目にエントリー。 作詞･作曲は奥田民生。 オマージュ溢れる、タミー奥田の音楽センスが素敵！ 売れまくってたPUFFYのファンへの挑戦状ですね。 ⑦⑧ 『走れ ！ 女』(73年) ＆ 『雨上がりの夜空に』(80年) モット・ザ・フープルの５枚目のアルバム『革命』から。 実力がありながら、イマイチ売れなかったモット・ザ・フープル。 解散話が出ると、デヴィッド・ボウイなど評価している業界人からの楽曲提供の応援を受けてましたが、74年に解散。 『雨上がりの夜空に』のWikipediaに、『 走れ ！ 女』が曲のヒントになった と、書いてあります。 「な！ 売れる為には、こうアレンジするんだよ」 と、忌野清志郎が言ってるようです。