2019年、2020年、2021年と《雛形》抜かせば4年目となる《陽のあたらない映画》シリーズ!
だがしかし、どうも今年になり 私の映画観賞熱が《グッと》下がり、
家でゴロゴロしたくなる今日この頃……
アカデミー賞は、『ドライブ・マイ・カー』が国際長編映画賞を受賞し
(それより、何気に凄いのが ニューヨーク映画批評家協会賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞、全米映画批評家協会賞 と、3つで作品賞を受賞した事。
Wikipedia によると、これら3つ全てで作品賞を受賞した映画ととしては『グッドフェローズ』『L.A.コンフィデンシャル』『シンドラーのリスト』『ソーシャル・ネットワーク』『ハート・ロッカー』に次ぐ6作品目で、外国語映画では史上初の快挙との事。)
そんな中、2022年3月27日、第94回アカデミー賞の授賞式で、ウィル・スミスがクリス・ロックをビンタするという事態が勃発!
事件があったのはドキュメンタリー賞のプレゼンターとしてクリス・ロックが登場したとき。
クリスはウィル・スミスの妻ジェイダ・ピンケット・スミスの坊主頭をネタにジョークを飛ばしました。
「愛しているよ、ジェイダ。『G.I.ジェーン2』で君を見るのが待ちきれない」。
『G.I.ジェーン』(1997年)は、デミ・ムーアが坊主頭で出演したことで話題になった作品。
デミは役作りで頭を剃ったわけだが、ジェイダの坊主頭には深い理由が……
彼女は以前から脱毛症を患っていて、髪を剃っているのも脱毛箇所が目立たないようにするためだと見られている。
公の舞台で、妻の脱毛症を揶揄されたウィル・スミスは、怒り心頭に達しビンタをかました次第。
https://youtu.be/PsA6j03b898
ま、クリス・ロックってこういうキャラだからなぁ…
日本では、榊英雄、木下ほうか、園子温らのセクハラ事案が……😡
チンケだな……
そんなこんなの映画館の1月~6月までで、今年のベストテンに入りそうなのは、
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
『ライダーズ・オブ・ジャスティス』
『ドリームプラン』
辺りか…
逆に合わなかったのが
レオス・カラックスの『アネット』
『KKKをぶっ飛ばせ!』
『はい、泳げません』
という感じか。
もちろん
『トップガン マーヴェリック』
『シン・ウルトラマン』
『大河への道』
『きさらぎ駅』
『ナワリヌイ』
なんかも良かった。
※ と、書いていたら7月に入ったら、大変な事に……日本版『ザ・シークレット・サービス』映画化も有り得る現実を実感……
波乱の下半期へ……合掌 💧
①『ヤクザプリンセス』(2021年)……2022年1月7日公開。
https://youtu.be/AmdyCCa7zW0
その刃で、呪縛〈ヤクザ〉を断ち切れ
撮影日数210日、舞台はサンパウロ、大阪。
主人公アケミは、家族をあやめたヤクザ一味への復讐を決意、映画史上最も強く、美しく、憎悪に満ちたクールプリンセスの復讐の旅が始まる。
監督
:ヴィセンテ・アモリン
脚本
:ヴィセンテ・アモリン
出演
:MASUMI、ジョナサン・リース=マイヤーズ、伊原剛志、尾崎英二郎、ケニー・ルー
ブラジル×日本×アメリカ合作の超絶アクション・エンターテインメント大作が誕生!……との事。
主人公アケミを演じるのは日本人女優MASUMI。
高い身体能力と肉体美で美しくも荒々しい殺陣を披露!
アケミを追う凶悪なヤクザ・タケシ役に伊原剛志、
アケミと共に戦う記憶喪失の男・シロ役にジョナサン・リース=マイヤーズ、
アケミを狙うヤクザのボス・コジロー役に尾崎英二郎など。
観たかったけど、見逃した🥲
WOWOW とかでもやったみたい。
こういうの好きなんだよね。
いつか観ます。三益愛子。
②『シルクロード.com ―史上最大の闇サイト―』(21年)……2022年1月21日公開
2013年に摘発を受けた闇サイト《シルクロード》の事件を題材にした映画。
《シルクロード》は、違法ドラッグや武器の売買、殺人依頼等どんな取引でも完全に匿名で行える《闇サイト》
怖いね……😱
https://youtu.be/Y0UJSv6UllQ
監督はドキュメンタリー出身のティラー・ラッセル。
主演は、《シルクロード》を生んだ実際の犯人 ロス・ウルブリヒト役に、『ジュラシック・ワールド』(2015年)のニック・ロビンソン。
彼を追ううちに闇堕ちするベテラン捜査官リック・ボーデン役に、『猿の惑星: 新世紀』(2014年)のジェイソン・クラーク。
ドキュメンタリー風味を残しながら、テンポよく進み
けっこう面白かったです。WOWOWか、アマプラでやったら御覧下さい。
音楽は、モンド・ボーイズ。
使われた音楽も乗りよし!
③④『シャドウ・イン・クラウド』(2020年)……2022年4月1日公開
『キック・アス』(2010年)から、見違える様に大人になった クロエ・グレース・モレッツ主演の《バカ映画》
なんたって、クロエ・グレース・モレッツと《空の怪獣…グレムリンだよね》が
殴り合いしますから😅……予告編にもあるから、ネタバレじゃないよね。
https://youtu.be/7uizIeHJyGk
《ジョン・カーペンター》風味の音楽は、マフイア・ブリッジマン=クーパー。
こういうミニマル・ミュージック好き!
ま、評判は悪くはないんだが、ネタとしては『トワイライト・ゾーン(邦題 ミステリーゾーン)』の30分枠で充分じゃないか……というボリューム。
シンプルな題材を83分と短くまとめたが、さして必要のないエピソードがくっついてる感じが私はしました。
ま、45分位の中編の内容だよね。
ラストのケイト・ブッシュが良かったので、スコアと合わせて2曲、エントリーします。
※ スコア 配信停止の為、使用曲からひとつ
《歌詞》
"It's in the trees!
It's coming!"
When I was a child:
Running in the night,
Afraid of what might be
Hiding in the dark,
Hiding in the street,
And of what was following me...
Now hounds of love are hunting.
I've always been a coward,
And I don't know what's good for me.
Here I go!
It's coming for me through the trees.
Help me, someone!
Help me, please!
Take my shoes off,
And throw them in the lake,
And I'll be
Two steps on the water.
I found a fox
Caught by dogs.
He let me take him in my hands.
His little heart,
It beats so fast,
And I'm ashamed of running away
From nothing real--
I just can't deal with this,
But I'm still afraid to be there,
Among your hounds of love,
And feel your arms surround me.
I've always been a coward,
And never know what's good for me.
Oh, here I go!
Don't let me go!
Hold me down!
It's coming for me through the trees.
Help me, darling,
Help me, please!
Take my shoes off
And throw them in the lake,
And I'll be
Two steps on the water.
I don't know what's good for me.
I don't know what's good for me.
I need your love love love love love, yeah!
Your love!
Take your shoes off
And throw them in the lake!
Do you know what I really need?
Do you know what I really need?
I need love love love love love, yeah!
⑤『ドント・ルック・アップ』(2021年)……2021年12月10日(日本劇場公開)、2021年12月24日(Netflix配信開始)
https://www.netflix.com/jp/title/81252357
Netflix映画。出演陣が豪華!
出演は、
レオナルド・ディカプリオ
ジェニファー・ローレンス
メリル・ストリープ
ケイト・ブランシェット
ロブ・モーガン
ジョナ・ヒル
マーク・ライランス
タイラー・ペリー
ティモテ・シャラメ
アリアナ・グランデ
監督は『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(2015年)のアダム・マッケイ。
彗星の地球への衝突…という『アルマゲドン』とか『ディープ・インパクト』的な《超自然災害》に対する
《政治》《打算》《欲》などが、やりすぎのように渦巻く群像劇とも言えるブラック・コメディ。
「んなアホな……」とかツッコミながら観るのが正しいかも。
でも、面白かった。
音楽は、アダム・マッケイとは何度もコンビを組んだ『マネー・ショート 華麗なる大逆転』『バイス』(2018年)のニコラス・ブリテル。
テンポ良く、大好きなサントラです。
クセの強い映画の為、観る人を選ぶ映画ですが、面白いので、御時間があれば御覧になってお確かめください。
⑥『アネット』(2021年)……2022年4月1日。
https://movies.yahoo.co.jp/movie/379781/
寡作の監督のイメージがある『ポンヌフの恋人』(91年)のレオス・カラックス最新作。
2021年7月カンヌ映画祭オープニング作品として上映され監督賞を受賞。
製作に日本のユーロスペースも絡んでいて、フランス・ドイツ・ベルギー・日本・メキシコ合作のミュージカル映画とワールドワイドな製作体制。
主演は、アダム・ドライバー、マリオン・コティヤール。
出演陣の中には、水原希子、福島リラ、古舘寛治、山川真里果らの日本人には馴染みの俳優も登場。
ストーリーは、何とも厭な話で……
コメディアンのヘンリー(アダム・ドライバー)は、オペラ界のスター歌手、アン(マリオン・コティヤール)と恋に落ちそのまま結婚した。
ヘンリーは結婚後、仕事は低調で干され気味、
その反面アンは順調で、ヘンリーはイラつきを隠せない。
やがて、2人の間に娘(アネット)が生まれた。
アネットには母親譲りの歌の才能があり、ヘンリーはその才能をコントロールする事を考え出し、アンがジャマになっていく……
エゴと悪意がある話しにプラスして、子供のビジュアルが〇〇……
私は、生理的について行けません。⤵⤵
(そうはいっても、世間の評判は悪くないみたいですよ。観る方は御安心を。)
音楽は、原案も担当した ロン(キーボード)とラッセル(ボーカル)のメイル兄弟によって結成されたスパークス(Sparks)。
⑥曲目にエントリーした『ソー・メイ・ウィ・スタート So May We Start 』は、
映画のオープニングを飾るナンバー。
出演者がこの曲を歌いながら、通りを歩いてくる。
このオープニングには掴まれました!……なんだけどねぇ……私には……合わない映画。
この映画が好きな方、すみません <(_ _)>
《歌詞》
So, may we start?
So may we start?
So may we start?
It's time to start
High time to start
They hope it goes the way it's supposed to go
There's fear in them all but they can't let it show
They're underprepared but that may be enough
The budget is large, but still, it's not enough
So may we start?
(May we start? May we, may we now start?)
So may we start?
(May we start? May we, may we now start?)
It's time to start
(May we start? May we, may we now start?)
High time to start
(May we start? May we, may wе now start?)
We've fashioned a world, a world built just for you
A talе of songs and fury with no taboo
We'll sing and die for you, yes, in minor keys
And if you want us to kill, too, we may agree
So may we start?
(May we start? May we, may we now start?)
So may we start?
(May we start? May we, may we now start?)
It's time to start
(May we start? May we, may we now start?)
High time to start
(May we start? May we, may we now start?)
So close all the doors and we'll begin the show
The exits are clearly marked, thought you should know
The authors are here so let's not show disdain
The authors are here and they're a little vain
A little vain
Now
The music resounds and all the flames are lit
So ladies and gents, please shut up and sit
The curtains of our eyelids lazily rise
"But where's the stage?" you wonder. "Is it outside?
"Or is it within? Outside? Within?
"Outside? Within?
"Outside? Within?"
So may we start?
(May we start? May we, may we now start?)
So may we start?
(May we start? May we, may we now start?)
It's time to start
(May we start? May we, may we now start?)
High time to start
(May we start? May we, may we now start?)
So may we start?
(May we start? May we, may we now start?)
So may we start?
(May we start? May we, may we now start?)
It's time to start
(May we start? May we, may we now start?)
High time to start
(May we start? May we, may we now start?)
⑦『炎の少女チャーリー』(2022年)……2022年6月17日。
スティーヴン・キングの小説『ファイアスターター』を原作に、1984年の同名映画に続く2度目の映画化。
『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017年)が大ヒットしたから、リブート企画が通ったのかな?
1984年版の《タイトルロール》は、ドリュー・バリモア。
今回は『透明人間」のブラムハウス製作で再映画化。
パイロキネシス(自然発火)能力を持つ少女(ライアン・キーラ・アームストロング
)が、
彼女を追う政府の秘密組織から逃れるために父親(ザック・エフロン)と繰り広げる逃亡劇の行方を描く。
監督は『ザ・ヴィジル~夜伽~』(2019年)のキース・トーマス。
私的《一押し》ポイントは、1984年版の時に監督予定だった『ハロウィン』(78年)、『遊星からの物体X』(82年)のジョン・カーペンターが
息子のコディ・カーペンターと共に、音楽を担当している事。
これだけで《感激》!
(1984年版の音楽 タンジェリン・ドリームも最高‼️)
今回の映画は、ラストが微妙か……
御時間があればどうぞ😄
⑧『ナワリヌイ』(2022年)……2022年6月17日公開。
ロシアの弁護士で政治活動家でもある、アレクセイ・ナワリヌイ氏の毒殺未遂事件に迫るドキュメンタリー。
反体制派の活動家として注目を浴び、モスクワ市長選でも善戦したナワリヌイ氏が、
2020年8月、飛行機の中で突然体調不良に陥ったため、シベリアからモスクワに向かっていた飛行機が緊急着陸する。
彼は当初シベリアの病院に搬送されるが、その後ベルリンの病院に運ばれ一命を取り留める。
ベルリンで治療にあたった医師らによって《ノビチョク》という毒物が、ナワリヌイ氏の飲み物に混入されていたことが判明する。
回復したナワリヌイは、自らの命を狙う者の正体を暴くために調査チームを立ち上げる……
2022年 現在、ウラジミール・プーチンの怖さを感じるドキュメンタリー。
ラストの彼の現状が切ない……
必見のドキュメンタリー。
命をかけてる監督は『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』(2020年)のダニエル・ロアー。
緊張感をあおるスコアは『コーダ あいのうた』(2021年)の マリウス・デ・ブリーズ。
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