エドガー・フローゼにより、1967年に西ベルリンで結成された
電子音楽、プログレッシブ・ロック、ニューエイジ・ミュージックという多様な音楽ジャンルに足跡を残した偉大なアーティスト。
そんなグループの Soundtrack集 第2弾!
①『ザ・ソルジャー』(82年)……
1982年10月23日公開
製作、監督、脚本は、バイオレンス映画『エクスタミネーター』(80年)の ジェームズ・グリッケンハウス
主演は『ワンダラーズ』(79年)のケン・ウォール、
《映画界最強のキ〇ガイ》クラウス・キンスキー
ワシントン、ベルリン、モスクワ、テルアビブ、4つの都市を舞台にして、
世界を破壊せんとするテロリスト・グループに立ち向かうコード・ネーム"ザ・ソルジャー"の活躍を描くバイオレンス・アクション。
サウジアラビアのシャワール油田基地に爆弾を仕掛けたという情報がイスラエルの当局に入ってきた。
このテロリスト・グループの要求はただ一つ、イスラエル軍はパレスチナから撤退しパレスチナ人を返せというものである。
時間を96時間と限定し、その間に要求が満たされない場合には石油基地を爆破するというのだが・・・。
という内容なのだが、正直 話がよくわからない……
だから、逆に何回でも観れる《怪作》
観れる理由に、タンジェリン・ドリームの音楽にあります。
このプレイリスト①曲目が かかる中、
世界の情勢をコラージュしたタイトル・バック・デザインは、
まるでカイル・クーパー並❗
御飯三杯はいけちゃう!
また、スローモーションを多用したスキーチェイスのシーンは、タンジェリン・ドリームの音楽もあって
またまた御飯三杯!
もう腹いっぱい😫
DVD版や、過去のVHS版 共に、
95分あった日本劇場公開版が、82分になってリリース。
各国のリリース状況も、96分、88分 とまちまち。
ま、60分位にしても、気にならない面白さ……と、言っておきましょう。
俺は好きだぜ!《ザ・ソルジャー》!
世界を《何となく》救え❗
②『スタントマン』(80年)……
《1980年公開の映画『スタントマン」のために書き下ろしたソロ第五作のリメイク版(2005年作)。》
となっていますが、実際のサウンドトラックを担当したのは『奴らを高く吊るせ!』(68年)、『ブラニガン』(75年)のドミニク・フロンティア。
『スタントマン』で、ゴールデングローブ賞音楽賞を受賞しています。
て事は、エドガー・フローゼを没にして正解なのか?
映画は、第53回アカデミー賞で主演男優賞、監督賞、脚色賞にノミネートと、大好評!
殺人未遂の容疑で警察に追われているキャメロン(スティーヴ・レイルズバック)は、
戦争映画撮影中の映画監督イーライ・クロス(ピーター・オトゥール)にスタントマンとして雇われる。
イーライは、キャメロンが逃走中に見せた機敏な動きを買ったのだ。
撮影が始まると、キャメロンは主演女優のニーナ・フランクリン( バーバラ・ハーシー)に惚れてしまい、
関係を持つようになる。
同時に、キャメロンは映画一筋のイーライが自分の命などなくなってもいいと考えていると思うようになり、
ニナに一緒に逃げようと誘うが、彼女は取り合わない。
いよいよ本番が行われ、キャメロンは見事にスタントに成功するか?……
映画製作の一端を見せてくれるアクション・ドラマ。
③『SFザ・ウェーブ/地球外生物からのSOS!』(84年)……
日本では、劇場公開がなく、邦題『SFザ・ウェーブ/地球外生物からのSOS!』(83年)にてビデオ・リリースのみに終わった作品。
謎の呼び声に応じて政府の施設に侵入した二人の若者は、軍が回収した3体の異星人と遭遇する……
監督は『チャイナ・シンドローム』の脚本でアカデミー賞ノミネートのマイク・グレイ。
主演は『帰郷』(78年)のロバート・キャラダイン
THE RUNAWAYSの元リード・ヴォーカルのシェリー・カーリーも出ています。
④『恐怖の報酬』(77年)……
ウィリアム・フリードキン監督の大傑作!
ユニバーサルとパラマウントという2大メジャースタジオが共同出資したが故、
権利の所在がはっきりせず、長らく幻の映画になっていましたが、
2013年にフリードキン監督の手により121分のオリジナル版の4Kデジタル修復が行われ、同年のベネチア国際映画祭でプレミア上映されました。
日本劇場初公開版は 92分のバージョンだったので、2018年11月24日に『恐怖の報酬【オリジナル完全版】』のタイトルで公開されたバージョンは《衝撃的》な面白さでした。
タンジェリン・ドリームには、初サウンドトラック。
ニトログリセリンをトラックで運ぶ男達の不安と恐怖を見事に表しています。
是非!ご覧下さい!
⑤『ザ・キープ』(83年)……
日本では、VHS 黎明期に一度だけソフト化。
日本劇場公開時、『13日の金曜日・完結編』と二本立てで上映されました。
監督は『ヒート』『コラテラル』の《アクション・マエストロ》マイケル・マン。
主演は『最後のサムライ ザ・チャレンジ』(82年)で、三船敏郎、中村敦夫 とも共演済みの スコット・グレン。
『Uボート』(81年)のユルゲン・プロホノフ。
原作は、F・ポール・ウィルソンによるモダン・ホラー『城塞』。
舞台は第2次世界大戦下の1941年、ルーマニアのトランシルヴァニア。
中世に築かれた城塞を占領したドイツ軍の兵士が次々と惨殺された。
ユダヤ人歴史学者のテオドール・クザ教授(イアン・マッケラン)と娘のエヴァ・クザ(アルバータ・ワトソン)は、
SSのカンプファー隊長(ガブリエル・バーン)から命じられ調査を開始する。
一方、惨殺開始とともに目覚めた謎の人物グレッケン・トリスメグストゥス(スコット・グレン)もまた、城塞を目指していた……
スローモーションの映像に、タンジェリン・ドリームの音楽がかぶさり
B級ホラーのジャンルだけど、マイケル・マンらしく格調高い映画になってます。
Blu-ray 希望!
⑥『ドーデの水車小屋』(94年)……
フランスの映画監督サミー・パヴェルによる監督第8作
フランス作家アルフォンス・ドーデ(1840-1897)の伝記映画のサウンドトラック・アルバム。
93年にヴァン・ゴッホの伝記映画『La Passion Van Gogh』でポルトガルの映画祭の大賞を受賞したのに続く企画だったようです。
タンジェリン・ドリームに、1969年 - 1970年 まで在籍していた クラウス・シュルツェ によるサウンドトラック。
⑦『卒業白書』(83年)……
御存知、若きトム・クルーズ主演の出世作映画。
共演のレベッカ・デモーネイと御付き合いをしました。
監督・脚本は、ポール・ブリックマン
一流大学志望だが成績は良くなく、性に関する悶々とした悩みも多い、そんなハイスクール3年生のジョエル(トム・クルーズ)が、
両親の旅行をこれ幸いと、コールガール(レベッカ・デ・モーネイ)とつきあったり、
家でSEXパーティを開いて一儲けしようとしたりと、大いに羽根を伸ばすのだが…。
この映画は、タンジェリン・ドリーム…と、言うより
ボブ・シーガーの『Old Time Rock and Roll 』にのって
トム・クルーズが、ワイシャツとパンイチで踊るシーンが印象に残ってますね。
⑧『ニア・ダーク/月夜の出来事』(87年)……
《男らしい》女流監督 キャスリン・ビグロー。
『ハート・ロッカー』(09年)でアカデミー賞作品賞、監督賞を受賞。
で、元旦那が『タイタニック』のジェームズ・キャメロン😵
そんなキャスリン・ビグロー監督の2作目のホラー映画。
共同脚本は、『ヒッチャー』(86年)のエリック・レッド。
ある月夜の晩、酒場へと足を運んだカウボーイの青年・ケリブは、道端でメイと名乗る美しい少女と出会う。だが、実はメイは吸血鬼だった。
メイに噛まれたことで吸血鬼へと変貌してしまったケリブは、止むなくメイとその仲間である吸血鬼達と共に放浪の旅に出ることになる。やがてケリブはメイと恋に落ちるが、生きる為とはいえどうしても殺人を犯すことが出来ない。
人殺しを厭わないという吸血鬼の掟に従おうとしないケリブに吸血鬼のリーダーらは激怒、彼を処刑しようと襲い掛かる・・・・。
完成直後に製作会社が倒産した為に
十分な宣伝と配給網が確保出来ずに興行的には失敗したものの、
1988年に開催されたパリ国際ファンタスティック&SF映画祭ではグランプリおよび主演女優賞を、
同年のブリュッセル国際ファンタスティック映画祭では準グランプリを受賞している傑作!
日本では、新宿東映(現 新宿バルト9)の上にあった
雀荘を改造したミニシアター、新宿東映パラス3(前身 新宿東映ホール2)にて
(座席数 48 😱😵)
1988年10月29日~11月18日まで、『レイダース・失われた聖櫃』のカレン・アレン主演の『バックファイア』との二本立てで上映されました。
当時の《B級目利き》の奇人変人達が集いましたよ。
私もいましたよ😱😫😭
…もっと見る