2018年9月6日……82歳で、アクション・スター!バート・レイノルズがお亡くなりました。
70年代は、クリント・イーストウッドとマネーメーキング・スターのトップを 争ってました。
学生時代はフットボールのスターとして鳴らした、チェロッキー・インディアンの末裔。
『コスモポリタン』誌で オールヌードが話題に!
一時期は、ジェームズ・ボンド役も噂された アクション・スター!
私にとっても 思い出深いスターで、肉親に連れられて観た『ロンゲスト・ヤード』(74年) が 初バート・レイノルズでした。
囚人と看守のフットボールの映画で、私に《反骨》とは 一体何なのかを教えてくれる映画でした。
また、映画のエンドロールでNG集を流すのも、バート・レイノルズ映画の特徴。
『キャノンボール』で学んだ ジャッキー・チェンが自分のものにしてましたね。
①『トランザム7000』(77年)……
監督はバート・レイノルズの盟友、スタントマン上がりの『キャノンボール』(81年)の監督でもある ハル・ニーダム。
キャストは バート・レイノルズの他
当時 内縁の妻だった アカデミー賞主演女優賞獲得女優 サリー・フィールド。
カントリー系シンガー、バート・レイノルズと共演 多しのジェリー・リード。
まさにバート・レイノルズ・ファミリーの作品。
密輸ビールを警官の目を誤魔化して、目的地に運ぶアクション・コメディー
⑤『トランザム7000 vs 激突パトカー軍団』(80年)……
続編。
《バンディット》バート・レイノルズと《スノーマン》ジェリー・リードは健在!
《キャリー》サリー・フィールドもね...のファミリー映画。監督もハル・ニーダムだしね。
今度は 象の輸送!
②『ロンゲスト・ヤード』(74年)……
男汁! ロバート・アルドリッチ監督。
是非、若い 男性諸君に観てもらいたい。
《長い物には巻かれるか》《仲間との友情を貫くか》
人生に対する 何かが学べます。
後に『007 私を愛したスパイ』(77年)で《ジョーズ》を演じた リチャード・キールも 囚人役で出ています。
また、UWF でのスーパー・タイガー対藤原喜明 戦のフィニッシュになった《チキンウィング・フェイス・ロック》を日本で初公開したレスラー、
ペッパー・マーチン も、バート・レイノルズをいじめる 先輩囚人役で出演しています。
ラスト近くの 看守役のエド・ローターの
「クルー!」
の叫びは、ぐっと胸に迫ります。
( バート・レイノルズの役はポール・クルー )
レイナード・スキナードは、映画の最初の方に流れます。
③『シャーキーズ・マシーン』(81年)……
監督 第3作でもある主演映画。
レイチェル・ウォードの《美しき》高級娼婦役が出色!
敵の殺し屋 ヘンリー・シルヴァ もなかなか死なない不死身ぶりも良いね!
映画の冒頭で流れる『ストリート・ライフ』も、『ジャッキー・ブラウン』(97年)で、わざわざ タランティーノが
「『シャーキーズ・マシーン』Ver. で流したい...」
って位、人気曲!
④『シェイマス』(73年)……
武器密輸に巻き込まれる探偵( バート・レイノルズ ) のハードボイルド・アクション。
監督は『ハンター』(80年) 等の テレビ映画中心のバズ・キューリック。
音楽は《御大》ジェリー・ゴールドスミス。
共演は『華麗なる大泥棒』(71年) そして ケーリー・グラントの嫁だった ダイアン・キャノン。
⑥『さすらいのガンマン』(66年)……
セルジオ・レオーネのマカロニ・ウエスタンに主演していた 友人のクリント・イーストウッドから
「セルジオは凄いぜ!」
と聞かされ、セルジオ・レオーネからのオファーからと思い
「やりま~す!」
と、答えたら セルジオでも レオーネではなく、セルジオ・コルブッチだった 映画。
でも『続荒野の用心棒』(66年)のセルジオ・コルブッチだから 当たり🎯で 良かったね。
⑦『白熱』(73年)……
監督 ジョゼフ・サージェント。
密造酒の製造販売人 ゲイター( 鰐 ) ・ マクラスキー ( バート・レイノルズ ) が、弟を 悪徳保安官 ( ネッド・ベイティ ) に殺され、復讐の為、刑務所から出てくる...
カーチェイスが売り!
音楽は、チャールズ・バーンスタイン。
クエンティン・タランティーノが『キル・ビル』で使用し、再びスポットライトが。
『白熱』の続編が『ゲイター』(76年)。
バート・レイノルズが劇場映画初監督。
(クレジットは無いが、ジェームズ・ベストが共同監督)
⑧『シティ・ヒート』(84年)……
クリント・イーストウッドとバート・レイノルズ 初共演作。
こんな難儀な仕事を引き受けたのは《才人》リチャード・ベンジャミン。
元 警察の同僚で 今は刑事と探偵の二人が、喧嘩しながら 悪の組織と激突するアクション・コメディー。
二人争うシーンの椅子が、マジな椅子で
それで叩かれたバート・レイノルズは、アゴを骨折 ⤵︎
だからと言うわけではないが、映画の評判は散々 ⤵
バート・レイノルズは、第5回ラジー賞男優賞を受賞 ⤵
う~ん、踏んだり蹴ったりね😭
死ぬ直前、クエンティン・タランティーノ監督 最新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』に出演予定でした。
この映画は、1969年の《シャロン・テート殺人事件とチャールズ・マンソン》を背景にした映画で、
ブラッド・ピットとレオナルド・ディカプリオ初共演
他にも マーゴット・ロビー、ダコタ・ファニング、カート・ラッセル、アル・パチーノ 等のオールスター・キャストの超話題作です。
出演していれば、バート・レイノルズ最後の代表作になってましたね。
ちなみに、バート・レイノルズの代役は『ブラック・サンデー』『帰郷』のブルース・ダーンに。
アクションもコメディーも歌も、達者にこなした《名優》
どうぞ 安らかにお眠りください <(_ _)>
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