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説明文

ようやく緊急事態宣言解除されましてそれもこれも国民の皆様方の努力の賜物……と云いたいところですが(そうでも思わなきゃやってらんないですよねぇまったく🥴)…。 しかしこういう時に水を差してしまうのが僕の悪いところ。今回は長くなりそうなのでとりあえずテレビの話限定で。 テレビなんぞの描くところのシナリオではそういう美しいオチにしたいんでしょ?それでもってそのように国民を正しくコントロールし得たのは我々テレビ局のお手柄であると。 でもね。所詮はヤラセが当たり前の世界ですから。それは報道でも同じこと。製作陣の脳内には欺瞞とインチキのウイルスが蔓延しているようです。 例えば最近でいうと宣言解除になる前 5月に入って感染者数が減少し国民の間にようやく安堵の兆しが見えた頃 そういう国民の気の弛みを示すためでしょう。フジテレビのバイキングでは原宿竹下通りに大勢の人が歩いている映像を流したんですがこれが実は3月の映像だったという一件。同じような映像の差し替えは他の局でもやっていたそうです。 百歩譲ってこの辺の昼間の時間帯の番組はあくまで ‘報道バラエティ’ なんだと(司会者もお笑いタレントだったりしますからね)いう言い訳が社会的に通用するのかどうか知りませんがね。僕なんかは国民の意識をコントロールしようというテレビの意図的な操作がしばしば鼻についてしまいます。 このようなテレビの意図的な操作─演出という面でもはや報道とバラエティの間の線引きというものが曖昧になっているようです。面白さを追求するための演出。危機感を煽るための演出。そしてあらゆる事実の中から演出上の理由で取捨選択される情報。テレビを見れば見るほど真実から遠ざかるような気がします。 さて…と。書いててちっとも面白くないのでたぶん読んでもちっとも面白くないでしょう。もうやめますわ。 最後にひとつだけ。ごめんなさい。 木村花さんの件。テラスハウスって番組僕は見たことはないですが‘ヤラセなし’という謳い文句だったとか。そんなわけないでしょう。そもそもカメラがまわっているのを知ってて素でいられる人なんています?あれはドキュメンタリーではなくあくまでも’リアリティショー’だったわけでしょ?‘現実っぽさ’を演出したバラエティなわけでそれをそのまま現実として受け取る視聴者がどれほどいたのか。そしてそれを現実と勘違いした人間(かどうかは分からないですが)が彼女にSNS上で激しいバッシングを浴びせた結果悲劇が起きてしまったわけでしょう。 勿論一番悪いのは匿名で云いたい放題バッシングした卑劣な阿呆どもに違いないですが演出として彼女にそういう役回りを演じさせたテレビ製作陣の罪は大きいと云わざるをえませんね。 たぶん出演契約の時点で‘ヤラセ’については他言無用という約束もあったのかもしれません。結果誰にも云うことができず一人で抱え込んでしまったのかなと思います。かわいそうに。 ついでにもうひとつ云っちゃうと志村どうぶつ園のチンパンジーのシリーズ。あれは専門家の方々に云わせるとほぼ‘虐待’だそうです。すべては作られたストーリーの上での演出。志村けんと別れる時に何度も後を追って抱きつくシーンに思わずほろっとした自分がアホみたいです。むなしい。 結局こんなふうにテレビについてボヤキたおしているのもテレビで育った人間の一人としてテレビが‘よいもの’であってほしいという切なる願いでもあるのですよ。たぶん……。
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