オギャアの年。
①ビートルズの革新的な創作意欲が凄まじい。サイケデリックの黎明。
②初の全曲ジャガー リチャーズ名義のアルバム。ずばりストーンズサウンドの誕生はまだ先の話。
③英国小市民の生活をノスタルジックに描くレイデイヴィスの才能が冴える。レコード製作がシングル中心からアルバム中心へとシフトしていく時代。キンクスはこの後コンセプトアルバムのオニとなります。
④ラバーソウルに触発されてブライアンウィルソンがスタジオに籠りきりで作り上げた大傑作。だがビーチも車も出てこない作品に当時のレコード会社のお偉方がその素晴しさを理解できなかったというから今思えば不思議。
⑤天才奇人フランクザッパ大先生の登場。
⑥ヤードバーズの生ぬるいポップさに嫌気がさしたクラプトンが水を得た魚状態で弾きまくる。ブルースロックの誕生。
⑦対するアメリカではポールバターフィールドやこのアルクーパー率いるブルースプロジェクトが登場する。
⑧ボブディランがギターをエレキに持ち換えフォークロックの誕生となった前年。それに目をつけたプロデューサーが本人たちの知らないまにディランのレコーディングのメンツをそのまま使ってオーバーダブし発表してしまったという曲。正確には'65年末の曲ですが “卒業” シーズンということで。ね。
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