AWA
このページをシェア

説明文

Pornographic:脳内sex。フェチズム。4畳半の裸電球の下で、自らあらゆる自動性具を身に付け、惚れた男を前に両手両足を拘束された上で第三者に器具をONされる。男は微笑みもせず、触れもせず、尋ねもせぬ。器具の巧妙な動きは結果的に君の感覚を剥き出しにさせて、刹那の快楽が次々と重ね重ね織り紡がれてゆき、行き着くところは羞恥の果ての極楽。だが、惚れた男は羞恥の最中に傘立てから傘を抜いて部屋を黙って何も告げず出て行く。この場合、器具が果たした役割や何だったか。男の存在が単なる存在で、その行為の中でも一切男に通じることはない。無関心なのだ、器具の一部と言っても良い。君は、通り一遍のことが終わって、黙って器具を外し洗って水滴を拭き取り、棚の中にそれらを片付ける。刹那的で機械的なので、体に器具が付けられ心をかき回され、快楽を絞り出された感覚が中にが残っている。 惚れた男は君の欲望を理解している。人として 誰にも備わっているものだ、言い方を変えれば、本能を通して食べて排泄することであり、器具はナイフやフォークや皿である。その事を男が受け入れられないとしたら、一体その男は自分という存在と他人とをどう折り合いを付けられるのか。自分には、その欲望が一切無いというのか。自分は自分でしておきながら自分で自分自身を満たす行為を他人はしてはいけないというのか。そんな事を考えながら君はホックを止め、ファスナーを上げ、急いで男を追って部屋を出た。
…もっと見る
はじめての方限定
1か月無料トライアル実施中!
登録なしですぐに聴ける
アプリでもっと快適に音楽を楽しもう
ダウンロード
フル再生
時間制限なし