雨は。特に夏の雨はな。熱くなり過ぎた地面を冷やすために天が降らせてくれるんじゃ。ありがたいことじゃのう。恵みの雨じゃ。なのに人間どもは何じゃ?暑けれゃ暑いで「死ぬ~」なぞとほざき雨なら雨で「やーひでぇ雨だ」なんぞと喚く。こっちはどしたらええんじゃ?我が儘もたいがいにせんとでっかい雷落とすぞよ。
そもそも自然界というものは誰がお作りなさったか知らんがすべて完璧に出来とるんじゃ。すべては完璧な循環のうちにある。何もかもじゃ。しかしどうも人間だけはなまじ半端な知恵があるばかりに不完全なんじゃな。出来損ないじゃわい。
快適な生活とかなんとか。自然の循環を一切無視してそんなもんを求めるあまりエアーコンディショナーなんぞを大層ありがたがって部屋をがんがん冷やすのはいいがその代わり室外機からはものすごい熱風が絶えず吹き出してるということを人間は忘れてるようじゃ。そこらじゅうでこんな状態なんじゃから屋外は歩けないぐらい熱気むんむんになるのは当たり前じゃろう。暑い暑いと云いながら自分で自分の首を絞めてるようなもんじゃよ。
それから一つ云っときたいことがあるんじゃがの。こんなに夏が暑くなったのは地球が温暖化してるせいじゃと誰もが信じ込んでるようじゃがあれは嘘じゃ。全くの嘘じゃよ。人間ごときの活動なんぞでこの地球の環境が破壊されるほどの影響を与え得るなどと考えること自体がそもそもの人間の思い上がりというものじゃ。人間の活動ぐらい多寡が知れたもの。それもこれもすべて自然界は折り込み済みなんじゃ。自然の完璧な摂理というものを人間ごときが侮ってはならんぞ。
神様がお作りになったとされるこの世のすべてのものは元々タダじゃ。惜しみなく満遍なく神様はお与えになっておられる。すべての生きとし生ける者に対してな。ところが人間が作るモノあらゆる人工物だけが有料という仕組みになっとるんじゃ。人間が作るもののうちタダで得られるモノは基本的にはないということじゃな。考えればそれも奇妙な仕組みじゃがな。そのせいで結局この世で一番大事なものはカネだという価値観が生まれる。そのような価値観のせいで結局人間はどんどんおかしくなっていったんじゃ。その人間を狂わせるカネ至上主義がついに行き着くところまで来てしまったのが今のこのおかしな世界じゃよ。いわゆるグローバリズムというやつじゃな。
カネのためならどんな嘘でもつく。嘘は大きければ大きいほどカネが儲かるので嘘の上にまた嘘次もまた嘘と次々に嘘が上積みされていく。グローバリズムとはつまりそういうものなんじゃよ。分かりやすいのが例のコロナとかワクチンじゃな。今更云うまでもないことじゃが。
現代人はとかく科学というものを信用してるようじゃがそこには大きな落とし穴があるんじゃ。何故と云えばみんなが無邪気に信じている科学そのものが今は嘘ばかりだからじゃよ。科学そのものが今はカネ儲けの手先と成り果てておるんじゃ。特に医学界の嘘は人の健康を損なうものであるだけにより深刻じゃな。
現代人は常に科学の最先端の中で便利な暮らしをしていると思い込んでおるじゃろう。そのせいで例えば100年前の人々の暮らしを遅れて不便なものと蔑み笑う気持ちがあるかもしれんの。じゃがそれは思い違いじゃ。100年前の人々のほうがどれほど夏を涼しく過ごす知恵に長けていたことか。風鈴の鳴る縁側で団扇をあおぎ近くの渓流で冷やした西瓜を家族で分けあって食べる。今の便利な世の中と比べてどちらが人間らしさのある幸せな風景に映るかの。それぞれの考え方にもよるじゃろうが。
結局のところ100年後の人々が今の科学それも間違いだらけ嘘だらけの科学の実態を知ったらおそらく唖然とするかなんと野蛮なと苦笑いでもするしかないじゃろう。そんなもんなんじゃよ。
現代人は今一度人間らしさとは何か本当の幸せとは何かということを改めて考えてみるべきじゃ。家族とは何か。社会とは何か。生とは。死とは。人間と自然界の繋がりについてもじゃ。
まずは雨を恵みと感じることが出来る心じゃ。そこから始まるんじゃよ。すべての再生へと繋がる道がの。
…もっと見る