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シミル(沁みる唄)「雪があまりにも綺麗だから…(その後の二人)」~永久保存版~

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26
  • 2024.06.15
  • 37:57
  • 8曲
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説明文

納得してなくて、編集しました。ごめんね… 毎日、毎日… この都会(まち)に置いてきぼりにされないようにと必死でした。 アシスタントなんて、使われている駒みたいで…。 電車の窓に反射する自分を見てると…涙が止まらなくて。 電気も着けないで、電気ストーブのオレンジを灯りを見ては… 実家の夕焼けを思い出しました。 あれから、3年… 人が多過ぎて、誰を見ても同じ顔に見えるから… 人の顔なんて、見ないように通勤している日々でした。 4年目の冬… 凄く寒い日でした。 仕事も任せて貰えることが増え、外回りをしていた時でした。 スーツ姿の男性が、高級車の後部座席のドアに手をかけ… 「宜しくお願い致します…」 と深く一礼していました。 沢山の紙袋を抱えていた私は、先を急いでいたのですが… その「宜しくお願い致します…」 の台詞が、聞き覚えのある声と重なり、足が止まりました。 あ、◯◯君… 彼は、車を見送ると… 別の男性と早足に、反対方向に歩いて行きます。 見覚えのある、歩き方… 後ろ姿…。 「頑張ってるんだ…」 そう感じて、人ごみに見えなくなるまで見ていました。 ふるさとから出てきた頃、あなたに逢えないかと… ずっとキョロキョロしていた私を思い出しました。 「田舎者みたいだから、止めなよ…」 と、同僚に言われ… 探すのを止め。 次第に余裕もなくなり、都会に馴染めない私… を思い出していました。 けれど… 悲しくはありませんでした。 私も、先に進まないと… って不思議と笑顔になりました。 振り返り… 歩き出すと… 都会のネオンの隙間をぬって、雪の華が落ちてきました。 あの日から… 雪を見ても何にも思わなくて… むしろ、嫌いでした。 でも、私の手袋の上に落ちる雪の結晶は… 一瞬でなくなるけれど、消える前の雪の華は ネオンの光が反射して、本当に綺麗で…。 「ありがとう…。」 あなたに逢えて…良かった。 感謝の気持ちが込み上げ… また、歩き出しました。 早く春が来ないかな… 久しぶりに、故郷の桜が見たくなりました。 「音楽と共にあらんことを…」 from「oshiri ' s bar」
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