2015/12
①ショパンの『コントルダンス』遺作です。英語ですとカントリーダンス、フォークダンスのようなものでしょうか。柔らかでなめらかな、とてもショパンらしい曲です。
②北欧・フィンランドの作曲家、パルムグレンの『3つの小品』より「愛らしいワルツ」です。その名の通り、北欧的な愛らしさや可愛さがあるワルツです。美しくわかりやすいメロディで、パルムグレンの曲にしては装飾も多めで派手な感じがします。
③こちらもフィンランドの作曲家・シベリウスの『4つの叙情的小品』より「おだやかな西風」です。どこかフランス音楽のような雰囲気が漂う曲で、美しく流れながら転調を繰り返していきます。大変美しい曲です。
④スクリャービンの『24の前奏曲』より、私が一番好きな曲を選びました。第8番です。主題が美しく、主題からの流れがとても悩ましい美しさなんです。是非とも一度お聴きになってみてください。
⑤ご存知の方がきっと少ない作曲家かもしれません。フランスの作曲家・セヴラックの作品です。40代の若さで亡くなった作曲家で、短い人生の間に美しいピアノの小品を遺しています。この曲は『おばあさまが撫でてくれる』という意味の題名で、きっと彼とそのおばあさまの思い出が詰まっているんだと思います。優しい曲です。
⑥から⑧はすべて、グリーグの『叙情的小品』からです。
⑥妻への想いを綴った「あなたのそばに」です。大変甘美で美しいメロディです。 ⑦「ゆりかごの歌」です。グリーグはたったひとりの子供をわずか1歳で亡くして、そこからは子供を授かることはありませんでした。亡くなった我が子への想いを綴った曲です。
⑧「故郷にて」です。言葉がいらないほど優しく美しい曲です。静かで優しく、故郷への想いがあふれる、本当にいい曲です。寝落ち必至です(笑)
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