『Hollywood のジャッキー・チェン』に続く、ジャッキー・チェン Soundtrack プレイリスト第2弾!
そして
アジアサウンドトラックシリーズ 第10弾は《配信停止》御免のジャッキー・チェンCLASSIC!
もちろん、ジャッキー・チェン映画のSoundtrack盤は入手困難 ⤵
CDは、万単位の激レア盤なのだから、当然 cover版 しか無いのですが、それすらあまり見つかりません ⤵
しかし
我々スタッフが一生懸命、一生懸命捜しました。
カバー曲ですが
見つかりましたよ。(紳助調)
さぁ!配信停止になる前に 聴いておくんなまし!
①『スパルタンX』(84年)……
なんといっても、ベニー・ユキーデ対ジャッキー・チェンの闘いが素晴らしい!
劣勢に立たされたジャッキーが
「いつもの練習だと思えばいいんだ」
と、リラックスして再起動するシーンにかかるのが この曲。
キース・モリソンこと木森敏之の最良の仕事!
『スパルタンX』のCDのプレミア価格が 万単位になってしまうのも やむなしです。
『スパルタンX』のテーマ曲のカバーもあるのですが《プロレス》臭が強すぎて、カット ⤵
でも この①の曲、ほぼサントラですよね😄
②『クレージー・モンキー 笑拳』(79年)……
ジャッキー・チェン初監督作品!
当時、他社で『蛇拳』『酔拳』に出演して、
自分の持ち味を活かしたコミカルカンフー作品で成功したジャッキーは、
《映画界 育ての親》ロー・ウェイ・プロダクションに戻り次回作品を製作していましたが
これでは自分は活かせないと、その製作中だった作品を中断。
自ら主導して作品を作るべく、名義上、製作プロを設立した上で自ら監督を兼任、
中断した作品に出演していた役者陣(都合により男優のみ)を起用して本作を製作しました。
(その中断した作品は未完成の為、後に吹き替えを使って『ジャッキー・チェンの醒拳』として完成
ちなみにこの『ジャッキー・チェンの醒拳』には、本作でのディーン・セキとの未使用場面も使用されているます。)
本作のヒットにより、それまで6,000香港ドルだったギャラが410万香港ドルにまで跳ね上がったとの事!
良かったね。
音楽は、キース・モリソン(木森敏之)
主題歌は Dr.スープ。……って誰やねん
※ 配信停止になったので、おなじみ三沢光晴のテーマ曲になった『スパルタンX』メインテーマを
③『プロテクター』(85年)……
ふたたびアメリカに進出したのが『プロテクター』
だがしかし……
『ダーティハリー』のような作品を意図していた監督のジェームズ・グリッケンハウス(『エクスターミネーター』80年)
とジャッキー・チェンは撮影中からアクションシーンの演出について大モメ ⤵
このため作品の出来に不満なジャッキーが制作元のワーナーに詰め寄り、
最終的にアジア圏で公開するバージョンについてはジャッキーが監督として修正を入れることを承諾させます。
製作総指揮のゴールデン・ハーベスト社長レイモンド・チョウは
この件は、ワーナー社との契約違反となることを危惧しましたが、最終的には改訂のための費用は全てジャッキーが行うことで了承しました。
作品の改訂権を得たジャッキーは直ちに脚本の改訂を行い、
出演者たちを再び集め、さらには新たな登場人物を追加し、
ほとんどのアクションシーンをジャッキーが監督して撮り直しを行い、グリッケンハウスが完成させたものと差し替えていきました。
さらにジャッキーが
「自分の作品に相応しくない」
として、ダーティハリー風に口汚く罵るような台詞のシーンや、敵の秘密工場で全裸のままで稼働する女性工員のシーンなどを悉くカットしました。
こうして本作には、欧米圏で公開されたオリジナル版(グリッケンハウス版)と、東南アジア圏で公開されたジャッキー版の2種類が存在することになります。
結果としては、オリジナル版はジャッキー本人にとっては大変不満なできあがりでアクションカットも平凡な作りだが、アメリカ映画として見るならば統一感のある作品に仕上がっており、
ジャッキー版はアクションシーンは見事なリテイクとなっているものの、グリッケンハウスとジャッキーの演出が混合し、
さらに英語音声(オリジナル版から残ったシーン)と広東語音声(ジャッキーがリテイクしたシーン)が混在するなど、違和感ある作品になってます。
でも、なんか嫌いになれない作品。
グリッケンハウスのアメリカシーンは、洗練されてて私は好き。
プロレスラーのビッグ・ジョン・スタッドも出ていて いい感じ。
ジャッキー演出シーンは泥臭く、私は好きじゃないです。
音楽はケン・ソーン。BUYSOUNDTRAX レーベルからサントラ盤出てます。
④『バトルクリーク・ブロー』(80年)……
これまた、ほぼサントラ盤ですよね。当時の LP盤音源に近いです。
しかも、36分あるから、ほぼアルバム全曲を1曲としてカウントして配信しているみたい。
長いから、端折って聴いてね💗
『燃えよドラゴン』(73年)の夢をふたたび…と、同じ製作スタッフの
ロバート・クローズ監督、ラロ・シフリン音楽などで製作されました。
海外タイトルは複数あって、確かフランスでは『中国人』という《身も蓋もない》タイトルだったような……
(当時の角川の雑誌『バラエティ』で見た気が😅)
この『バトルクリーク・ブロー』と『キャノンボール』(81年)の失敗で、失意の《アメリカ撤退》に……
サントラ盤は、Quartet レーベルから発売してました。見つけたら買い!
⑤『プロジェクト・イーグル』(91年)……
『サンダーアーム/龍兄虎弟』(86年)に続く《アジアの鷹》シリーズ第2弾。
冒険家「アジアの鷹」ジャッキー(ジャッキー・チェン)のもとへ新たな仕事の依頼が届いた。
それはサハラ砂漠に隠されたヒトラーの金塊を探し出すというものであった。
ジャッキーは早速、手掛かりを求めて当時ナチスの副官であった男の屋敷へ忍び込むが、
無人と思われた家には副官の孫娘にあたるエルサ(エヴァ・コーボ)が住んでいた。
そこで唯一の手掛かりである鍵を手に入れたジャッキーは、
今回の任務のパートナーとして選ばれた歴史家のエイダ(ドゥドゥ・チェン)と
祖父の失踪の謎を解きたいと願うエルサを連れて、金塊の眠る砂漠に向かって旅立っていく……
⑥『シティハンター』(93年)……
御存知、北条司 原作『シティハンター』初の実写映画化。
『ストII』のコスプレが楽しい。
ゴクミ(後藤久美子)も出てるよ!
とんねるずの『ガラガラヘビがやってくる』の香港版が、突然映画に差し込まれてビックリします。
⑦『香港発活劇エクスプレス 大福星』(85年)……
『五福星』のサモ・ハン・キンポー監督による《日本ロケ》の《福星》シリーズ第2弾!
当時の香港映画では珍しい日本ロケで
「富士急ハイランド」の観覧車やお化け屋敷、「都営新宿線」などが出てきます。
《福星》シリーズのサモ・ハン他のチームが主役ですが、
日本劇場公開版ではジャッキー・チェン主演となって編集されました。
ボディビル界の《百恵ちゃん(山口百恵の事ね)》西脇美智子も出ています。
⑧『プロジェクトA』(83年)……
御存知、バスター・キートン & ハロルド・ロイドのサイレント時代のアメリカン・コメディにオマージュを捧げたアクション映画!
18mの時計台からの落下スタントは、3回飛んだとの事。
その内 一回は、成家班(ジャッキーズ・アクション・チーム)のマースがやったとの事。
ほら、あいつ!
『ドラゴン・ロード』(82年)の、ジャッキー・チェンの相棒役の奴ですよ。
この頃のジャッキー・チェン映画は、最高だ!
※ 配信停止の為、日本ロケの『大福星』から
ボディビル界の百恵ちゃんこと 西脇美智子が出てましたね。
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