《007》シリーズ 第5弾!
今回のテーマは、
《007の華麗なる没主題歌の世界》
と
《007 エンディングのみのテーマ曲》
① 007シリーズでお馴染みの、オープニングのガンバレル・シークエンスのテーマ曲。
これが無いと 007 じゃないよね。
2006年の『007 カジノ・ロワイヤル』では、映画のラストシーンで登場!
② モービーの『ジェームズ・ボンドのテーマ』は、
『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』(97年)にて登場。
全然違う『ジェームズ・ボンドのテーマ』ですね。
全く印象がないですね。😅
③『007 消されたライセンス』(89年)のエンディング・テーマ曲。
1992年 に、セリーヌ・ディオンがカバーして ヒットさせてます。
ティモシー・ダルトンのボンド作品は、オープニングの主題歌とエンディングの曲が違っていて
『007 リビング・デイライツ』(87年)は、
オープニング曲は、ノルウェーのグループで『テイク・オン・ミー』(85年)を大ヒットさせた《a-ha》
エンディング曲は、イギリスのグループ《プリテンダーズ》が
AWAには 無いので
⑥ 曲目に カバー曲を
※ 2023年、プリテンダーズ版配信‼️
この『007 リビング・デイライツ』は、《a-ha》と 主題歌の座を争ったのが
《ペット・ショップ・ボーイズ》
しかし、作った曲の歌詞が《宗教色が濃い》との理由で没に……
とりあえず ⑤曲目に。
『007 ユア・アイズ・オンリー』(81年)も主題歌の座を争った。
本採用されたのが シーナ・イーストン。
『モダン・ガール』(80年)
『 9 to 5(モーニング・トレイン)』(80年)
の大ヒットで、当時 イケイケドンドン。
映画のタイトルバックにも 登場しました。
落選したのは
デボラ・ハリーの《ブロンディ》
④曲目に入れた『ユア・アイズ・オンリー』は、
同じ題名なのに、全然テイストが違った曲。
もちろん良いが、
私がプロデューサーでも、シーナ・イーストン版を押すかな……
《ハレ》の映画には、明るい方が 一般受けしますよね。
《ブロンディ》は、《夜》のイメージ
『007 ゴールドフィンガー』(64年)の主題歌は、パンチの効いた シャーリー・バッシーですが
もともと、初めて《主題歌から》の監修を任されたジョン・バリーが
※ ( ジョン・バリーは、
1作目の『007 ドクター・ノオ』(62年)では、『ジェームズ・ボンドのテーマ』のアレンジのみ
2作目の『007 ロシアより愛をこめて』(63年)では、ライオネル・バート作曲の主題歌のアレンジと
劇中のスコアを担当。……)※
共同作詞者の男性歌手の アンソニー・ニューリーと作り
アンソニーの歌で 録音しましたが、NG!⤵ ⤵
で、シャーリー・バッシーを使い、パンチの効いたアレンジにして OKになりました。
⑦曲目に入れたのが アンソニー・ニューリーのVer
こんなに 緩く、ナヨっとした歌い方では NGですよねぇ~
で、シャーリー・バッシーの歌で「ビルボード」全米5位になって、
ジョン・バリーのスコア・アルバムも全米1位になったのに気を良くしたのか
次作『007 サンダーボール作戦』(65年)にも、シャーリー・バッシーを起用しようとします。
で、作られたのが
『ミスター・キス・キス・バン・バン』
しかし、今度は
映画の題名が 曲に入ってない
歌詞にも入ってない
歌詞が《007》的じゃない……クレーム。
ディオンヌ・ワーウィック版も作っていたが
一からやり直し……って事で
『サンダーボール』を書き下ろし
大至急で トム・ジョーンズに歌わせ
準備無しで録音に挑んだ トム・ジョーンズが
サビの絶叫で 失神する……という ちょいと良いトリビアを生むことになりました。
その後も
『007 スペクター』(15年)の主題歌で サム・スミス ⇒ 本採用
と争ったのが《レディオヘッド》
『スペクター』って曲を作ったのですが、AWAに配信されてないので
今回は《没》……と、言う事で😆
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