まだあまり知られていない注目の曲をお届けする「HAYAMIMI」プレイリスト。
世界No.1ダンスミュージックブランド「Ministry of Sound」そして姉妹ブランド「Hed Kandi」との専属契約を交わした実績を持つ、日本人クリエイター/DJ、JAXX DA FISHWORKSによるHAYAMIMIプレイリストがこちら!
22曲のレコメンド・トラックを渾身のコメントともにどうぞ!
JAXX DA FISHWORKS - Kiss The Sky
コメント:ある海外アーティストとのコラボということでスタートした楽曲でしたが、最終的に個人の趣味(特にシンセ)が合わず、個人名義でのリリースになった最新トラックです。ハウスの中でもRaw(生)の意識を持たせつつ、キャッチーでクラブユースなドロップに仕上げました。
Jimmy Edgar - Let Yrself Be
コメント:天才クリエイター Jimmy Edgarの数々の名曲からこの一曲。2ステップからジャジーなテクノまで幅広くこなしジャンルレスでありながら彼らしさを追求するまさに音楽の天才です。AWAでもストリーミング可能な”Black Neon Dance Floor”も是非チェックしてもらいたいです。
Will Clarke - Give Me Your Love
コメント:Dirtybirdからリリースを積み重ね、あのRihanna等の楽曲にも携わる様になったWill Clarkeの楽曲の中で自分自身が最もプレイする楽曲です。彼の楽曲は基本的にはテクノと呼ばれると思いますが、そのテクノの中に存在するハウスミュージックと遊びが個人的に大好物です。2018年、来日予定となっているので、それまでにもっとAWAで彼の音楽をチェックしてみてください。
Nick Jonas - Bacon (Hoodboi Remix)
コメント:Nick Jonasのヒット曲であり、まさにポップ感のあふれるリミックス。なぜこのプレイリストに入ってくるのかと疑問にも思うでしょうが、このリミックスを手がけたHoodboiの楽曲制作への執念を感じた一曲ということもありピックしました。彼のLAのスタジオに行った時にちょうど取り掛かっていたのがこのリミックスで、一つ一つのサンプルに数十分時間をかけて一つずつ丁寧に組み立てていく彼の音楽への姿勢にとても多くを学びました。6月の来日公演も今からとても楽しみです。
Tony Quattro - Fuerza feat. Nani Castle
コメント:19歳の頃からTony Quattroを見て来て、彼のOWSLA/HOWSLAでのリリースを心から喜べたのを今でも覚えています。彼のトラックを聞けばわかると思いますが、本当に縦横無尽なトラックメイキングで、自由な若者をそのまま表現しているといつも感心させられます。是非、彼の他の楽曲もAWAで是非チェックしてみてください。
Boombox Cartel - Alamo (JAXX DA FISHWORKS Remix)
コメント:Mad Decentからリミックスの話が来た時はやはり興奮と『自分がどこまでアメリカで通用するか。』を考えワクワクしたのを覚えています。Boombox Cartel自身が僕のファンでいてくれたので大きな修正もなく、スムーズでしたが、彼らからのリクエストは『Marshmelloの様に、でも2倍良いものをww』ということでメロディアスでラジオでのプレイをターゲットに作りました。
Gorgon City - Smile (Walker & Royce Remix) feat. Elderbrook
コメント:先日、東京で単独公演に来日した売れっ子ハウスプロデューサーGorgon Cityの”Smile”を今、ヨーロッパ、北米で一気にスターダムへ駆け上がろうとしているWalker & Royceがリミックス。彼らのトラックの特徴はディープであるトラックの基礎、それでいてキャッチーで素人受けするウワモノとシンセベースが特徴。ハウスミュージックはループの音楽と言われたものを彼らの独特の個性でひねりを加えたイメージです。
Tittsworth - Bumpin’
コメント:彼のアルバム”12 Steps”からリリースされたこの楽曲は個性丸出しの一言。王道のビート感を土台にグルーヴを作り上げながらのボーカルサンプル処理は彼の真骨頂と言えると思います。ジャージークラブ等が流行った2016年以前からこのスタイルでのブレイクを果たしていた彼こそが本物のオリジネーターだと思います。
Franklyn Watts - DAN$E
コメント:上に選出した”Kiss The Sky”にあるように自分自身のトラックもリリースされたが、EDC LAS VEGASやEDC JAPANを主宰するInsomniacのレコードレーベルが出資したサブレーベル Sinden’s House Lineからリリースされた”House Line Vol.2”で自分自身のトラックより気に入った唯一のトラック。キック、ベースラインがしっかりしているのが第一印象だったが、それよりもこのトラックの素晴らしさを知ったのは実際にクラブでプレイした時。少しこちら側の話にはなってしまいますが、全体のバランスがムラの多いクラブの音響設備でもバランス良くなっていた時でした。
Billy Kenny - Work
コメント:イギリスのハウスクリエイター Billy Kennyの楽曲で、彼の独特のテックハウス~ハウスにまたがるグルーヴ感、そしてキャッチーなシンセベースでグイグイくるこの感じがたまらなく好きで選出させてもらいました。
Dr.Fresch - On And On
コメント:6月に来日公演が決まったDr.Freschのゲトーハウス。今、Tchami等のアーティストが推奨するハウスミュージックが生まれる以前からHip Hopやハウスミュージックを絶妙なバランスで混ぜ合わせ、さらに時代にあったエレクトロ色を差し込むDr.Fresch。北米で先日リリースされた最新楽曲”Fire”をチェックしてもらいたいです。
graves - Meta feat. Bbno$
コメント:バックグラウンドに日本人の血が流れているgravesはこれまでに超有名アーティストのエンジニアとしてハワイで楽曲制作を行っており、日本でも2000年代を一世風靡したNo.1プロデューサーの楽曲も多く手がけています。『クリエイターとはこういうものだ!』と言わんばかりの制作の幅で、ポップからダブステップまで完璧にこなす彼の新しいEPは自主制作、リリース。その中でも”Meta”、そしてBoombox Cartelとの共作”Hilo”が特に素晴らしいので是非チェックしてみてください。
Claude VonStroke - Chimps
DirtybirdのボスことClaude VonStrokeのファンは日本にも多いと思いますが、ただのテクノでなく、ただのハウスでないというのが一番伝わるのがこちらのトラックだと思います。アンダーグラウンドなのは間違いないですが、その中でもアナログシンセ好きには堪らない音色選び、そして、その音色をうまくキャッチーに響かせるバランスの良さが長年彼をトッププロデューサーに押し上げ続けいているのだと思います。
Chris Lake - Give Her Right Back feat. Dances With White Girls
コメント:世界的に見てもトップクラスのクリエイター Chris Lake。2013年頃、音楽業界は人気商売という声が沢山ある時代にも関わらずEDM寄りのトラックメイクから一転しハウスへ。そこからリリースされた楽曲はどれを取っても素晴らしいのですが、特にDances With White Girlsとの2曲目の共作『Give Her Right Back feat. Dances With White Girls』は彼のディープなハウスイメージとポップさが上手く融合したトラックとなっています。
Zombie Nation - Knockout
コメント:2017年にリリースされた”Knockout EP”からの”Knockout”。Zombie Nationといえば”Kernkraft 400”が有名だが、個人的には確実にこのトラックをお勧めしたい。アンダーグラウンドではあるが、まさに実験的で独創的な活動を続ける彼らしいトラック。想像できないほど時間と労力をかけて作られたのだろうと想像するが、まさに奇才と呼ぶべきアーティストにより至極の一品だと思います。
Wax Motif - Unraveling
コメント:Mad Decent、Night Bass等でリリースを量産し、またエンジニアとしても多くの著名アーティストの楽曲を手がけているアジアン・オーストラリアン Wax Motifの最新トラックで、正に予想不能の一言。これまでのMad Decentでのリリースはフューチャーベースやトラップがメイン、そしてAC Slaterが主宰するNight Bassではベースハウスを巧みに作り上げる敏腕クリエイター。彼のポップミュージックのセンスにはいつも脱帽の一言です。
Sinden & BIJOU - Technique
コメント:2018年の西海岸のハウスで自分が一番気に入った楽曲です。Sindenからプロモが届いた時は久々にSindenのテクノ感をいつもよりそぎ落とし、ハウスらしさ溢れる楽曲だと思いました。2018年の日本のクラブシーンでもヘビープレイされるべき楽曲だと思っています。
Kill Frenzy - 54321 (Voodoo Chilli Edit)
コメント:今、僕個人が最も影響を受けているアーティストの一人。MAJOR LAZERのオリジナルメンバー SwitchことDavid James Andrew Taylorが作り上げたジャンル”Fidget House”のようなパーツの存在しないトラック構成がポイントです。クレイジーだ、気持ち悪い・・・が一番正しいフィードバックだと思っています。
Ikonika - Oral Suspension
コメント:個人的に約5年前からフォローしているアーティストで、発音はアイコニカ。独創的な彼女のビートで組み上げるハイパーダブが正に唯一無二。UKガラージ、グライムも全て詰め込んだ彼女の3作目のアルバム『Distractions』も是非チェックしてください。
Brohug & Moby - Natural Blues (Radio Edit)
コメント:スウェーデン人プロデューサーが3人集まって結成されたBrohug。最初はSwedish House Mafiaの真似事かと思いましたが、音を聴いて次のEDM、ハウスミュージックの波に乗ってくるアーティストだろうと思ったきっかけの曲です。調べてみれば、3人の内の1人はあのJohn Dahlbäckだと分かり、改めて納得の音処理(特にミックス)のクオリティー。
Sweater Beats - Faded Away feat. Icons Pop
コメント:LA在住のフューチャーベースクリエイター Sweater Beatsの最新楽曲であのIcona Popとのコラボリリース。Sweater BeatsらしいKAWAII音色を前面に打ち出したポップソングで、今の西海岸のシーンがフューチャーベースとハウスの二極化しているのがよく分かります。来月来日するHoodboiと一緒にスタジオも運営しており、音楽機材へのこだわりもネクストレベルです。
Fatboy Slim - Sunset (Bird of Prey) (The Aston Shuffle Remix)
コメント:Fatboy Slimの名曲をオーストラリア人プロデューサー達がリミックスするというコンセプトでリリースされたリミックス集に収録されたこちらのリミックスは個人的にオリジナルを超えたリミックスが数曲存在し、特にこのThe Aston Shuffleのリミックス、そしてオーストラリアのアップカミングプロデューサーの一人 LO’99のリミックスは最高の仕上がりです。
プロフィール:
Jaxx Da Fishworks (SUSHI RECORDS)
世界No.1ダンスミュージックブランド「Ministry of Sound」そして姉妹ブランド「Hed Kandi」との専属契約を交わし、公式ツアーDJ/ラジオDJに抜擢される。自身が主宰するSUSHI RECORDSよりコンピレーションアルバムシリーズ『SUSHI RECORDS COMPILATION』をリリースし、自身のシングル『That Fish』をUNDERWATERのMagik Johnsonがリミックスし、更にはSTUDIO APRTMENTの『New World』をリミックスし全国リリースし脚光を浴びる。更に、アムステルダムで開催されている世界最高峰の音楽カンファレンス Amsterdam Dance Eventに出演。アメリカで多くのファンを獲得しているKrista Richardsとのオリジナル楽曲『Tomorrowland』はHed Kandiからシングルリリースされ、リミキサーにはあのPaolo Mojoを筆頭に、MC Flipsideが名前を連ね、国内はavexのダンスミュージックアルバム『House Nation』に収録される。そして、2012年には100万枚の販売数を誇る『Hed Kandi Ibiza 2012』に収録され世界ヒットとなる。2013年、Alex Kenji & Richard Dinsdaleのシングル『Stars In The Sky』をリミックスし、国内アーティストRemo-conやKAN TAKAHIKOと共にアジアエクスクルーシブでリリース。 更に、「2012年度 Beatportリミキサー賞」を受賞したDavid Jonesのアンセムトラック『Rhythm Alive』、オーストラリア出身のEDMデュオとして世界的に知られるDenzel Parkの新曲『Warp 13』、更には歴史に名を刻むUKバンドCulture ClubのボーカリストBoy Georgeのオリジナル曲『These Gods Will Fall』のリミックスがこの冬リリース決定。 Ministry of Sound & Hed Kandiプロジェクト、更に海外レーベルでのリリースを精力的に進める傍ら、Amsterdam Dance Event、Electronic Music Conference等の世界的ダンスミュージックカンファレンスでもスポークスマンとして活動するアーティストの一人である。
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