ま、わたくし ゲーマーじゃないんですけど、映画好きには無視出来ない映画化作品もいっぱいあります。
2002年のカプコンの『バイオハザード』の映画化 最初の1作目は けっこう好き!
2作目以降は なんかガチャガチャして よくわからん😟
でも『ストリート・ファイター』(94年)とか、どうしょうもなかったですね。
得したのは、カイリー・ミノーグを彼女にした ジャン=クロード・ヴァン・ダムと、ハリウッドデビュー出来た《キャプテン・サワダ》役の澤田拳也か……
この《スットコドッコイ》なゲーム映画化業界に 2000年代に入って《超新星》が登場します。
「エド・ウッドの再来!」
「アメリカ映画史上最低の監督!」
と言われた ドイツの新鋭監督 ウーヴェ・ボルだ!
自身のフィルモグラフィーのほぼ全てを、ゲームの映画化で埋め尽くす...
Wikipedia で作品群を見てもらうと分かるけど ほんとゲームの映画化ばっかよ 😵
で、ゲームのファンから
「頼むから お前がやらないでくれ 🙏🏻」
「二度とゲーム作品に 関わらないでほしい 🙏🏻」
と言われるしまつ……
本人曰く
「私の作品は、筋が通っていて 意見が込められている」
「もっと話題に上がっていい作品で、より多くの人に知ってもらい 観てもらいたい」
と、言ってます。
人生 前向きは大事ですよね。
このウーヴェ・ボル先生、2016年に引退宣言をして 現在はカナダのバンクーバーで、ドイツ料理のレストランを経営して成功してるようです。
「配信サービスが乱立して、大量の映画が溢れかえってる。作品が与えるインパクトはゼロで、映画市場は死んだ」
と、仰ってます。
人からお金を貸してもらえず、自身で資金を調達してきた《孤高の映画作家》ウーヴェ・ボル先生も、作品作りの為のクラウドファンディングに失敗し、映画界からの撤退を余儀なくされました。
ゲーム映画ばっか撮っていたのは、資金が集まりやすい からなんでしょうね。
《マスター・オブ・エラー》《失敗の帝王》も、いなくなると寂しいもんです 😔
①『スーパー・マリオ 魔界帝国の女神』(93年)……
「マリオが、ハリウッドを本気にさせちゃった。」
なんて舐めたキャッチフレーズで登場した、製作費4800万$で、北米興収が2091万5465$の大爆死 😱映画。
監督は『マックス・ヘッドルーム』(85年) のロッキー・モートン & アナベル・ヤンケン。
セット美術は『ブレードランナー』(82年) のデビット・スナイダー。
主演のマリオ役は、監督・主演としてダニー・デヴィート(『バットマン リターンズ』のペンギン役 )
がオファーされるが、契約は難航。
次にトム・ハンクスがオファーされ、本人も同意するが 製作陣がトムの出演料に難色。
で、結局『ロジャー・ラビット』のボブ・ホスキンズに。
クッパ役は、アーノルド・シュワルツェネッガーやマイケル・キートン等の候補者からデニス・ホッパー(『ブルー・ベルベット』)に。
作品を大人向けにするか、子供向けにするか、で撮影の間も揉め続け その混乱具合が作品にも反映されてます。……らしい...観てないから😅
制作スケジュールも破綻、ラストシーンも変更と大混乱!
ボブ・ホスキンズは、ルイージ役のジョン・レグザイモと「やってられねぇ」と酒を飲んで 撮影に...
「生涯最悪の作品」
「何もかもが素人っぽく、あれ程酷い映画は類を見ないね」
と、ボブ・ホスキンズは語ってます。
現在『ミニオンズ』のイルミネーションと任天堂で CGアニメ版『スーパーマリオ』が企画されてます。
実現間近には TOHOシネマズの幕間で、山崎紘菜さんがクリス・メレダンドリ氏にインタビューしてくれるでしょう。
②『モータル・コンバット』(95年)……
『バイオハザード』(02年) のポール・W ・ S ・ アンダーソン監督の監督第2作目。
ミッドウェイゲームズの格闘ゲーム『モータルコンバット』の実写映画化。
このゲームは《究極神拳》という、首を引っこ抜いたり、体を真っ二つにする 決め技があり、格闘ゲーム初の年齢制限が付けられました。
伝説の闘神ライデン役は『ハイランダー』クリストファー・ランバート。
悪の魔人シャン・ツン役は 日系アメリカ人 ケイリー・ヒロユキ・タガワ。
格闘ヒーローは ロビン・ショウとリンデン・アシュビー。
あらすじ を読むと『燃えよドラゴン』のエピゴーネンみたい。観てないので😅
映画のオープニングだけは観た。音楽がかっこよかった。
良いよね。
ポール・W ・ S ・ アンダーソン監督は『バイオハザード』など ゲームの映画化に縁があり、
『 DOA / デッド・オア・アライブ』の製作も担当。
次回作に、嫁のミラ・ジョヴォヴィッチと『モンスターハンター』の映画化を予定してます。
③『トゥームレイダー ファースト・ミッション』(18年)……
1996年に、イギリスのコア・デザイン社 制作のアクション・アドベンチャー・ゲーム。
映画版は2001年。
『トゥームレイダー』ララ・クロフトと言えば、アンジェリーナ・ジョリー姐さんが演じておられましたが、
2018年になって アリシア・ヴィキャンデルが《タイトル・ロール》を演じ 復活しました。
監督は 第88回アカデミー賞外国語映画賞のノルウェー代表に選出された『 The Wave / ザ・ウェイブ 』を撮った ローアル・ユートハウグ 。
製作費は9400万$で、世界興行収入は2億7382万$ だから、大成功 と言えますね。
卑弥呼の墓の秘密を探る為《魔の海》に向かう ララ・クロフト……だって。
共演にダニエル・ウーを使ってるだけあって、中国では 公開初日に 1230万$を稼ぎ、ワーナーの中国での5番目の初日記録になってます。
中国 様々ですね。
④『 DOA / デッド・オア・アライブ 』(07年)……
日本のテクモより販売された、3D対戦型格闘ゲーム『デッド オア アライブ』の映画化。
ゲーム版の制作チーム《 Team Ninja 》は映画版に関わっていない。
監督は『トランスポーター』(02年)のコリー・ユン。
脚本は……おぉー! 『プリティ・ウーマン』や、日本で撮影した『ハンテッド』(95年)の監督・脚本の《日本マニア》J ・ F ・ロートン。
製作は『バイオハザード』のポール・W ・S ・アンダーソン。
主演はジェイミー・プレスリー。
「ベニハナ」のオーナーのロッキー青木の娘 デヴォン青木。
忍者一族の王女 デヴォン青木の家臣役で、ケイン・コスギ。
製作費2100万$で、興行収入751万$ だから、壮絶なコケだな。
オラは、面白かったけどね。
こっから ウーヴェ・ボル 監督作品群!
⑤『アローン・イン・ザ・ダーク』(05年)……
ウーヴェ・ボル監督『ハウス・オブ・ザ・デッド』に続く ゲーム映画化第2弾!
フランスのゲーム『アローン・イン・ザ・ダーク』の映画化。
製作費2000万$かけただけあって、出演陣が豪華。
『ブロークン・アロー』のクリスチャン・スレーター。
『ブレイド』の スティーヴン・ドーフ。
『クルーエル・インテンションズ』の タラ・リード。
内容は、異形の怪物と戦う話みたい。
ラジー賞 最低監督賞、最低主演女優賞 の2部門でノミネート。
アメリカでの興行収入は513万$……どんな公開の仕方だったんだ。
⑥『ハウス・オブ・ザ・デッド』(03年)……
97年のセガのガンシューティング・ゲーム『ハウス・オブ・ザ・デッド』の映画化。
とにかく 次々現れるゾンビを ガンガン撃ちまくるゲームらしい。
映画化にピッタリ💡
映画は、ある孤島のパーティーに参加する男女に襲いかかるゾンビの群れ!この死のサバイバルを生き抜く事が出来るのか?……った内容。
内容は無いよ~
日本での初上映は、東京ファンタスティック映画祭2004。
映画の途中で、ゲーム画面が挿入され 冷める事 この上なし。
『Uボート』の名優 ユルゲン・プロフノウが、孤島の危険を警告する 密漁船の船長役で出演。
アメリカの映画サイト『ロッテン・トマト』の2000年代 最低映画ベスト100で、見事 41位を獲得!
やったね!
⑦『 POSTAL 』(07年) 日本未公開 未DVD ……
「 Go ! Postal !」
アメリカのスラング。
意味は「突然 制御不能な程 ブチ切れ、暴力行為や殺人するほどイカれちゃう」事。
1986年8月20日、オクラホマ州エドモンドの郵便局員 パトリック・シェリルは、上司、同僚、警察官、通りすがりの人 計14人を殺害、6人を負傷させ 自殺。
この「エドモンド郵便局大虐殺」を皮切りに、同様な郵便局員による 《Go ! ポスタル》な事件が複数 起きました。
97年、アメリカの「ランニング・ウィズ・シザース」から 悪趣味にシューティング・ゲームとしてリリース。
それの映画化。
製作費1500万$、興行収入が14万6741$……ん?公開した?
スチール写真を見ると、ブッシュとビンラディンのそっくりさんが写ってたんで
おそらく彼らも「 Go! Postal!」されるんだな😁
この作品で、第29回ラジー賞 監督賞受賞!おめでとう!ボル!
⑧『ブラッド・レイン Ⅱ 』(07年)……
ニュージャージー州のマジェスコ・エンターテインメントから発売されたアクション・アドベンチャー・ゲームの映画化。
映画化シリーズは3作あり、全て ウーヴェ・ボルが監督しています。
御愁傷様 😭 Ω\ζ゚)チーン
1作目は主人公のレイン役は『ターミネーター3』の T-X 役のクリスタナ・ローケン。
他の役者も豪華😵
『ワイルドスピード』のミシェル・ロドリゲス
『ガンジー』のベン・キングスレー
『キル・ビル』のマイケル・マドセン
『タイタニック』のビリー・ゼイン
『処女の生き血』のウド・キア
『ロッキー・ホラー・ショー』のミート・ローフ
『ストリート・オブ・ファイヤー』のマイケル・パレ
チャップリンの娘 ジェラルディン・チャップリン
うわ~お!豪華!…………何故 出た?
製作費2500万$、興行収入は北米で240万5420$ (笑)
世界興収で365万0275$…………金をドブに捨てたな…
次作の『ブラッドレイン Ⅱ』(07年)
3作目の『ブラッドレイン 血塗られた第三帝国』(10年)
は、ナターシャ・マルテがレイン役。
役者もグッとリーズナブルに、劇場公開無しの《ダイレクト・トゥ・ DVD》に。
内容は無いよ~ 😄
…もっと見る