①『サンシティ』(85年)……
⑧『ザ・ストラグル・コンティニューズ』(85年)……
『サン・シティ』(Sun City)は、
ブルース・スプリングスティーンの古くからの盟友であり、
ブルース・スプリングスティーンの《Eストリート・バンド》のメンバーでもある
リトル・スティーヴンことスティーヴ・ヴァン・ザントを中心としたプロジェクト
「アパルトヘイトに反対するアーティストたち」が1985年に発表した楽曲。
シングルとして発表された後、
アルバム『サン・シティ』(1985年)にも収録されました。
南アフリカ共和国のアパルトヘイトを批判した内容の歌で、
タイトルは南アフリカ共和国の白人専用のリゾート、サン・シティ(1985年当時はボプタツワナに属していた)に由来しています。
当時、バンド・エイド(1984年)や
USAフォー・アフリカ(1985年)の成功を見ていたスティーヴ・ヴァン・ザントは、
この曲も自分の名前で発表するより、
オールスターが参加したシングルとして発表した方が、
はるかにメディアの注意を惹きつけられると考えました。
そして彼の呼びかけにより、ヴァン・ザントと共に活動していた
ブルース・スプリングスティーン
バンド・エイドの発起人であるボブ・ゲルドフ
を含む、ロック、ジャズ、ヒップホップ、レゲエ、アフリカ音楽等、様々なジャンルのミュージシャンが集結!
ヴァン・ザントはイントロに
マイルス・デイヴィスの演奏を数秒間入れようとしたところ、
マイルスはなんと7分間も演奏し
「マイルスの演奏を6分も捨てることはできない」
という思いから
ハービー・ハンコック、
トニー・ウィリアムス、
ロン・カーターと共にジャズ・ヴァージョンをまとめ上げて
アルバム『サン・シティ』に
『ザ・ストラグル・コンティニューズ』という曲名で収録しました。
本シングルによるアーティストの収益は、
公益信託「The Africa Fund」に寄付されました。
ちなみに、《アパルトヘイト》とは
アフリカーンス語で「分離、隔離」を意味する言葉で、
特に南アフリカ共和国における
白人と非白人
(カラードとよばれる混血民──コイサン系の先住民とヨーロッパ人の混血や、
インドネシア、セイロン、マレー半島などから連行されたケープマレーを含む──や、
おもにインドから来たアジア系住民、そしてネイティヴと呼ばれた黒人)
の諸関係を規定する人種隔離政策のことを指す。
数々の人種差別的立法のあった南アフリカにおいて1948年に法制として確立され、
以後強力に推進されたが、1994年全人種による初の総選挙が行われ、この制度は撤廃されました。
②『サム・ライク・イット・ホット&ザ・ヒート・イズ・オン 』 by ザ・パワー・ステーション……
⑥『エレクション・デイ』 by アーケイディア……
⑦『リフレックス』 by デュラン・デュラン……
《デュラン・デュラン》のベーシスト、ジョン・テイラーが発起人として、
ジャンルを超えたアーティストが集まり、レコーディングしたのが《ザ・パワー・ステーション》です!
ボーカルは、ヨーロッパで高い人気を得ていた《ブルー・アイド・ソウル》のソロ・シンガー、当時36歳のロバートパーマー。
ベースは《デュラン・デュラン》の当時26歳、ジョン・テイラー。
ドラムスは《シック》の当時36歳、トニー・トンプソン。
ギターは 《デュラン・デュラン》の当時24歳アンディ・テイラー。
実にカッチョイイSound!
「サム・ライク・イット・ホット」 - "Some Like It Hot" (1985年3月) 英14位・米6位!
吉川晃司も『レインダンスが聞こえる』でガッツリ真似してましたね!
これにもうひとつ、デュラン・デュラン系の《期間限定ユニット》
アーケイディア (Arcadia)
こちらのメンバーは
《デュラン・デュラン》の
サイモン・ル・ボン
ニック・ローズ
ロジャー・テイラー。
バンドの由来は、
17世紀フランスの画家ニコラ・プーサンの代表作『アルカディアの牧人たち』にインスパイアされた名称という(アルカディア=楽園、理想郷の英語読みがアーケイディア)。
『情熱の赤い薔薇(So Red The Rose)』は、そのアーケイディアが残した唯一のアルバムです。
このアルバムのゲストミュージシャンが豪華!
デヴィッド・ギルモア(ピンク・フロイド)や
スティング
アンディ・マッケイ(ロキシー・ミュージック)、
さらに、日本からは《一風堂》のギタリストの土屋昌巳が参加し、サウンドプロデュースにも関わったとのこと。
また、ジャズ系のハービー・ハンコックなども参加しています。
この『エレクション・デイ』は、全米6位、全英7位でした。
そんなデュラン・デュランの代表作は、
1984年に全米・全英ともに1位となってヒットしたこの『ザ・リフレックス(The Reflex)』
1983年11月 に発売された『セブン・アンド・ザ・ラグド・タイガー』に収録されてます。
メンバーのニック・ローズは『ザ・リフレックス』をあくまでアルバム用の曲と捉えていましたが、
他のメンバーはシングル・ヒットの可能性があると考えて、
最終的にはナイル・ロジャースによるリミックス・ヴァージョンが本作からの第3弾シングルとしてリリースされ、
バンド2作目の全英1位シングル、そして初の全米1位シングルとなりました。
③『ドリームタイム』(86年)by ダリル・ホール
⑤『ダンス・オン・ユア・ニーズ』(84年)by ホール&オーツ
ダリル・ホールの2nd ソロ・アルバム 『Three Hearts in the Happy Ending Machine』
邦題『ドリームタイム』からのシングルカット『ドリームタイム』は
ZARD や 大江千里 に影響を与えた 全米5位の大ヒット曲
日本人好みのいい曲ですね。
『ダンス・オン・ユア・ニーズ』は、1984年の全米5位のアルバム『ビッグ・バン・ブーム』から
2週連続全米1位の『アウト・オブ・タッチ』が人気のアルバムですね。
『ダンス・オン・ユア・ニーズ』は12inch盤が最高!
④『セレブレイト・ユース』(85年)by リック・スプリングフィールド
歌手でデビューしましたが、売れず
1981年のドラマ『ジェネラル・ホスピタル』のイケメン医師役で人気が出た後に 再びシンガーに。
1985年のアルバム『TAO(道)』は、私のフェバリット・アルバム。
『ダンス・ジス・ワールド・アウェイ』
『ステイト・オヴ・ザ・ハート』等好きな曲いっぱい!
アルバムは全米21位
シングル『セレブレイト・ユース』は全米26位。
…もっと見る