一曲目、ひたすら風雨と雷の音です。3分間。
子どもの頃、台風が来るとなると一大事。
出来たら平日に…と願うも ほとんど週末だったり、夜中に吹き荒れて 朝は台風一過、爽やかな青空ってパターン。
今みたいに 快適な家とは程遠く 木の雨戸。
木造住宅がメイン。
我が家なんて 古い家だったから、木枠の窓に 父がバッテン印 X に 薄い板を打ち付けていた。
停電は当たり前で、ロウソクの灯りの中 事前に準備してあった おむすび🍙を食べた。
ラジオの台風情報を聴きながら、ゴーゴーと 叩きつける風雨でも なぜか少しウキウキしていた。
宿題は『停電でしたー』で済ませようと企んでいたけれど、真面目なクラスメイトは まだ明るい夕方に済ませていて 結局は次の日 居残り。
台風が過ぎる度に、風は涼しくなり 虫の声を連れて来た。
夕方は 影が長く伸び始め、道すがら 赤とんぼや彼岸花、鶏頭の花が 季節の移り変わりを教えてくれた。
異常気象の昨今、雨の降り方など尋常ではない。
自然は人間に 何を警告しているのだろう。
1曲目の『Ambiance』、たくさんのシチュエーションがあって けっこう面白いです。
メロディを避けたい時、事象の音を聴くのもアリかと。
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