1.
言わずと知れたJohn Lennonの名曲(1971年)のcover。このアルバム(1988年)は当時、収録曲の「ラブ・ミー・テンダー」と「サマー・タイム・ブルース」が問題視されて、発売中止・放送禁止になった。反核を歌った内容を理由に、発売元である東芝EMIが、親会社の東芝から圧力をかけられたため。
今のロシアの状況は世界規模の平和の脅威に止まらず、エネルギー問題、経済問題などにも繋がる影響力の大きい事件なのでますます心配です。
2.
1991年に勃発した湾岸戦争と、それに対する日本の対応を風刺した曲。ジャケットデザインは、日章旗のパロディ。
当初、かなりふざけた歌詞内容のコミックソングだったが、楽曲が良かった為に秋元康が詞を書き直し出来上がった。
3.
2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件とアメリカが報復として行ったアフガニスタン紛争をテーマとした曲。
4.
1969年、パリの路上でフランシーヌ・ルコント(当時30歳)が、ビアフラの飢餓に抗議して焼身自殺した。郷伍郎がその記事に触発されて作詞作曲。
※ビアフラ戦争(1967-1970)は、ナイジェリアのイボ人を主体とした東部州がビアフラ共和国として分離・独立を宣言したことにより起こった戦争。ナイジェリア内戦とも。ビアフラが包囲され食料・物資の供給が遮断。厳しい飢餓と、栄養不足から来る病気、北部州における虐殺により、少なくとも150万人を超えるイボ人が死亡した。
5.
クメール・ルージュの大虐殺の直後にDead Kennedysがリリースした曲のcover。西側世界の大学生のライフスタイルをカンボジア政権下のそれと対比、批判する内容。
ちなみに当ライヴ地のベルリンの壁は1989年11月9日に崩壊。今も形を変えて東西の対立は続いているのですね。
※クメール・ルージュは、カンボジアの人口の約4分の1(200万人)の死者を出したと推定される、ポル・ポトとカンプチア共産党が率いた独裁政権(1975-1979)。
6.
John Prine(1946-2020)の当曲(1971年)は、ベトナム戦争で負った傷の痛みから、ヘロインの過剰摂取で亡くなってしまった兵士の物語。
ベトナム関係の映画、音楽はアメリカ、ベトナム、日本などそれぞれの立場からたくさんあるし、いつかPL作れるといいなと思います。
7.
2021年2月1日に始まったミャンマークーデターは記憶に新しいですね。現在も静かに抑圧や対立は続いているようです。
8.
Louis Armstrong自身の1970年のリメイク・ヴァージョン。イントロで、公害や飢餓、そして「いろいろな戦争」が続いている今の状況で、世界がすばらしいものになるのだろうかとサッチモは問いかけ、「Love, baby, love – that’s the secret」と答えている。
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