選曲……
①『大地震』(74年)~『タワーリング・インフェルノ』(74年)~『 JAWS 』(75年)
『スター・ウォーズ』(77年) 以前のジョン・ウィリアムズ先生の《パニック超大作》シリーズ!
それを『ピンクパンサー』(64年) のヘンリー・マンシーニ先生の楽団で 組曲化!
なかなかの出来ばえ。
『大地震』は、マーク・ロブソン監督、チャールトン・ヘストン主演。
《センサラウンド方式》という 16個の専用スピーカーを使用し、低周波の音波を発生させ、振動を擬似体験させるシステムを使って上映されました。
なんとも微妙な出来栄えで、当時の技術では《大地震》の映像は難しかったのでしょう……て、思える映画でした。
『タワーリング・インフェルノ』は名作!
ワーナーの『ザ・タワー』( 原作 リチャード・マーティン・スターン )
20世紀FOX の『グラス・インフェルノ』( 原作 トーマス・N・スコーティア & フランク・M・ロビンソン)
と同様の企画があった為、二大メジャー協力の元、《ブルース・リーの弟子》スターリング・シリファント が合体させ 脚本化。
スティーヴ・マックィーン と ポール・ニューマン共演。
手抜き工事は怖いね……つー映画でした。
④曲目 は『タワーリング・インフェルノ~愛のテーマ』
モーリン・マクガヴァン が歌ってますが、無いのでカバー曲を。
組曲最後は『ジョーズ』。
スティーヴン・スピルバーグ監督の大出世作。
今観ても、沈んだ船体から死体が出てくるシーンに ドキッとします。
主演は ロイ・シャイダー、ロバート・ショウ、リチャード・ドレイファス。
こいつらが、新人スピルバーグを育てたんですね😁
②『エアポート75』(74年)
《メロディー・メーカー》のジョン・カカヴァス先生が担当した『エアポート』シリーズ第2作目。
『ミッドウェイ』(76年) のジャック・スマイト監督、チャールトン・ヘストン主演。
小型機に追突されたボーイング747😱
操縦席には大きな穴が😱
空軍のアレキサンダー少佐が、ヘリからロープで操縦席に乗り移ろうとするが 失敗し、吹き飛ぶシーンが《トラウマ・ショック》
パニック映画の代表作ですね!
③⑤『ポセイドン・アドベンチャー』(72年)
あの、『裸の銃を持つ男』のレスリー・ニールセンが船長を務める
ポセイドン号の沈没を描くパニック・スペクタクル!
当時『フレンチ・コネクション』のアカデミー賞主演男優賞のジーン・ハックマンのスコット神父役の嘆きが、絶品!
TBS版:解説者の荻昌弘は、
「そこにとどまるか前進するかといった時、必ず前進する方を選ぶ。
しないかするかといったときは必ずする方を選ぶ、
こうした考えがこの物語を力強いものにし、私たちを励ましてくれるわけなんです」
と語っています。
こういう映画のいい所は ここ!
そんなサバイバル要素が、「胸を打つ」のです。
挿入歌の『モーニング・アフター』は、アカデミー賞歌曲賞を獲得してます。
歌を歌った役はキャロル・リンレイ
吹き替えはレニー・アーマンド
シングル・レコードはモーリン・マクガヴァン
ってなラインナップ😁
リメイク版の『ポセイドン』(06年) は、ファーギーがやってます。
④『タワーリング・インフェルノ』(74年)
前述したが、スティーヴ・マックィーン、ポール・ニューマン主演のパニック映画の代表作!
言ってみれば、《姉歯物件》の建築物とダブる ⤵
……ってな映画😄
上映時間165分はダテじゃない!
監督は、『キングコング』(76年)のジョン・ギラーミン。
観てない方は、是非 いっぺんご覧になっていだだきたい。
『スター・ウォーズ』のジョン・ウィリアムズの音楽は、『ポセイドン・アドベンチャー』と同じく
『タワーリング・インフェルノ~愛のテーマ』として
前回と同様
アカデミー賞歌曲賞を獲得!
歌は、モーリン・マクガヴァン!
⑥⑦『大空港』(70年)
パニック映画の《雛形》的、グラウンドオペラ映画。
ローマ行きの旅客航空機に精神に異常をきたした男が爆弾を持ち込み、爆弾もろとも自○する。
機体は爆発の影響で空中分裂の危機へ!急遽近くの空港に向け転回するが、機体は一切の機能を停止していた…。
果たして乗客は助かるのか……
主演陣は、当時としては豪華
ディーン・マーティン
バート・ランカスター
ジーン・セバーグ
ジャクリーン・ビセット
《Mr.エアポート映画男》ジョージ・ケネディ
監督は、『喝采』(54年)のジョージ・シートン
第43回アカデミー賞では最多10部門にノミネートされ、ヘレン・ヘイズが助演女優賞を受賞しました。
また、1970年の映画の世界興行成績で第2位との事。
この映画の大ヒットが、幾多のパニック映画の出現の出発点になったんですね。
⑧『フライングハイ』(80年)
脚本・監督は『ケンタッキー・フライド・ムービー』(77年)で注目を集め、近年では『裸の銃を持つ男』(88年)などを手掛け、
コメディ界に君臨し続けるトリオ“ZAZ” こと
ジム・エイブラハムズ、デヴィッド・ザッカー、ジェリー・ザッカー。
かつて優秀な戦闘機乗りだったテッド・ストライカー(ロバート・ヘイズ)は、
戦争の後遺症で飛行機恐怖症に苦しんでいた。
何とか恐怖症を克服したテッドは、それが原因で別れた恋人のエレイン(ジュリー・ハガティ)が搭乗する飛行機に乗り込み、
よりを戻してくれるよう懇願するが、彼女はにべもない。
そんな中、大空を航行中に機内食が原因の集団食中毒が発生し、機長(ロバート・スタック)も副操縦士(カリーム・アブドゥル=ジャバー)もダウン。
乗客の運命はテッドの操縦に託された…。
……と言った内容ですが、全編70年代パニック映画のパロディ映画です。
『裸の銃を持つ男』のフランク・ドレビン刑事役のレスリー・ニールセンの初コメディ映画じゃないかしら?
ルーマック医師役で、笑わしてくれます😆
この映画の予算は約350万ドル(当時の日本円で約7億7000万円)でしたが、
北米で8345万ドル(約184億円)の大ヒット❗
制作者たちは全米脚本家組合賞の最優秀脚色賞を受賞し、
ゴールデングローブ賞 作品賞 (ミュージカル・コメディ部門)や
英国アカデミー賞脚本賞にもノミネートされました。
また、のちにアメリカ映画協会のアメリカ喜劇映画ベスト100の10位に選ばれ、
テレビ局Bravoの"100 Funniest Movies"でも、6位にランクインしたそうです。
私も、大好きな映画です。
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