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【ライブショートレポは説明文をスクロール🔽】 日々ライブハウスを駆け巡る、AWA MOSH PITクルーが毎月素晴らしかったアクトをライブショートレポと一緒にお届け🔥 2023年4月もAWA MOSH PITクルーは多くのライブをチェック。その中から24アクトをピックアップ! ライブハウスやアーティストへのエールも込めて、今月もこのプレイリストをお届けします。ライブレポから当日の熱気やバンドの魅力を感じてもらえたら嬉しいです☺︎ 📝ライブショートレポ by AWA MOSH PITクルー 4/1(土) ユアネス @大和田さくらホール :ユアネスは絶対にワンマンに行くべきバンド。ショートムービーを沢山観たような満足感に包まれる。ワンマンツアーのファイナルのこの日は「Blur」「BE ALL LIE」「アミュレット」と疾走感炸裂のオープニングで一気に引き込み、「凩」や「色の見えない少女」といったストーリー性の高い楽曲では色彩豊かな音と映像の世界で涙腺を刺激してくる。また、「少年少女をやめてから」「100㎡の中で」など随所に初期の楽曲が散りばめられ、最新のユアネスでそれが披露されるのも嬉しかった。選曲は、Vo.黒川侑司の動きに合わせて観客みんなで手拍子や身体を揺らして盛り上がった「ありえないよ。」。ステージと客席が一体になって楽しめる曲も生まれて今後の彼らのライブが一層楽しみだ。 4/2(日) Chilli Beans. @日比谷野外大音楽堂 :フジテレビ「Love music」×サンライズプロモーション東京のタッグで開催されるライブ『若者のすべて#04-YOUNG, ALIVE, IN LOVE MUSIC-』。4回目となる今回のトッパーは3ピースバンド・Chilli Beans.。Maikaのベースが鳴り「See C Love」でライブがスタート。観客みな手を上下させ、すぐに一体感が生まれる。チリビにとって初の野音ということで徐々に感覚を掴んでいくような様子も若手の対バンらしくて良い。MCで主催者に感謝を告げると、雲の間からは太陽もお目見え。さすが、もってる。Maikaのヘビーなベース音が鳴ると歓声があがり「This Way」へ。この曲のようなゴリゴリヘビーなサウンドを、ロック離れとも囁かれる若者たちが素直に受け入れている光景も素敵でたまらなかった。ライブはVaundyとのコラボでも話題になった「rose」で盛り上がりは最高潮に。たしかなライブ力で8曲をやり切り、イベントのスタートを彩るのだった。 4/2(日) ねぐせ。@日比谷野外大音楽堂 :『若者のすべて#04-YOUNG, ALIVE, IN LOVE MUSIC-』2組目はねぐせ。が登場。オープニングナンバーはVo.りょたちの優しくあたたかい歌声が映える「猫背と癖」。聴き手に癒しを与えるナンバーのあとは一気にサウンドがロックになって「グッドな音楽を」へ。観客みんな笑顔で、お決まりの振り付けで盛り上がる光景が広がる。『笑顔がモットーの4ピースバンド』と紹介される彼らのライブにはその所以が詰まっているのだ。その後も、当時リリース前の新曲「愛してみてよ減るもんじゃないし」や「日常革命」など、優しさを滲み出しながらロックサウンドを鳴らし、最後は "不要不急じゃない心の薬" と音楽やライブへの愛を歌った「死なない為の音楽よ」で締めくくり。客席を熱い拳いっぱいにしてステージを去るのだった。 4/2(日) Tele @日比谷野外大音楽堂 :『若者のすべて#04-YOUNG, ALIVE, IN LOVE MUSIC-』3組目はTeleがピンクの衣装に身を包んで登場。「ロックスター」でライブを始めると、2曲目「私小説」では自身もエレキギターを持ち高らかに鳴らす。『染み付いてしまったものってなかなか取れないんですよ。急に声出していいって言われても馬鹿げてるって思うんですよ。でも、東京のど真ん中で声を出したらなにか変わると思いませんか?今日をその日にしよう、バースデー!』野音の空気が一気に変わった。「バースデー」での手拍子は完全に観客のボルテージが一段階上がっている。イントロだけで歓声があがった人気曲「comedy」を挟み、『さーて本番です!いけるかい?』の一言から始まった「花瓶」ではシンガロング部分をアカペラで歌い始めると観客が自然と歌い出す。観客がこの日初めて合唱したその光景はもう美しすぎた。まだライブ数は少ないTeleだがこの求心力、今後ライブシーンでも凄い存在になることを確信したアクトだった。 4/2(日) ヤユヨ@日比谷野外大音楽堂 :『若者のすべて#04-YOUNG, ALIVE, IN LOVE MUSIC-』4組目は4ピースバンド・ヤユヨ。鍵盤が入った軽快な「愛をつかまえて」で開演。サビでは早速沢山の手が上がり一体感が生まれた後、『あなたの心をつかまえにきました!』とVo.リコが叫ぶと大きな拍手が起こり、疾走感あるバンドサウンドが心地いい「ここいちばんの恋」へ。リコの明るく伸びやかな歌声が野外に響く中、「POOL」ではヘビーなサウンドも鳴らして緩急もつける。曲名が告げられて歓声が上がった「さよなら前夜」で盛り上がりは最高潮を迎え、さあ締めくくりだ!というところでリコが歌入りを間違えて『ご愛嬌ってことで…!』とお茶目な一面も見せる。気を取り直してラストは「futtou!!!!」で多くの手が上がる。人間らしさも感じさせるヤユヨのアクトに心をつかまれた観客が沢山いたはずだ。 4/2(日) マルシィ @日比谷野外大音楽堂 :『若者のすべて#04-YOUNG, ALIVE, IN LOVE MUSIC-』5組目はマルシィ。1曲目「幸せの花束を」でVo.吉田右京の耳に残る優しい歌声が響いたあと、続く「プラネタリウム」では一転、ロックサウンドを聴かせる。陽が落ちた野外で聴くこの曲のドラマチックな疾走感が心地よい。そして筆者のマルシィへの印象が大きく変わったのが「牙」。音源で聴くよりずっと強いロックサウンドが鳴り、真赤な照明も相まって攻撃的な一面を見ることができた。『次は声出しする曲なので声出してくれますか!』と語り掛けてから披露された「大丈夫」では観客の声が野外に響く。野音に立つことが憧れだったという吉田右京が『想像の何倍も楽しかったです。』と喜びを語り、最後は代表曲「絵空」で締めくくり。イヤホンで聴くのとはひと味違うマルシィを感じるアクトだった。 4/2(日) NEE@日比谷野外大音楽堂 :『若者のすべて#04-YOUNG, ALIVE, IN LOVE MUSIC-』トリはエキゾチックロックバンド・NEE。Vo.くぅが『みんな寒いっしょ?好きなように踊ってよ!好きだけ叫べ!!』と煽り、代表曲「不革命前夜」でライブは開演。観客みな飛び跳ね手を上げ、狂気じみた盛り上がりになるが、直後機材トラブルでしばしの中断。「DINDON」の頭を歌うなどしていると機材が復活し、そこから「アウトバーン」「ボキは最強」とアガる楽曲を連投。NEEはメンバー皆で動き回って盛り立てていくステージングもたまらなくかっこいいのだが、最新曲「おもちゃ帝国」もメンバー皆で声を出す部分含め非常にライブ映えしていた。この日ラストは「月曜日の歌」。Vo.くぅが『明日月曜日だけどみんな頑張って!』と飛び跳ねる観客たちにエールを送り、熱狂のアクトは終了。したかと思いきやアンコールに応え、聴きたい曲をその場で聞いて「万事思通」を披露。お決まりの"ヘイ ストップ!"での停止もあり、最後まで驚異的な一体感を途絶えさせることなくイベントを締めくくるのだった。 4/8(土) アイビーカラー@下北沢シャングリラ :「アイビーカラーからメンバー3名が脱退」そんなニュースが流れたのは3/7のこと。それから約1か月後に行われた東京での現体制ラストライブ。1曲目の「夏の終わり」をはじめ「魔法をかけて」「春を忘れても」など人気曲を詰め込んだセトリで、ラストということもあり手拍子などフロアの一体感はいつも以上であるものの、演奏するメンバーはMCも含めて本当にいつも通り。これが生で観られる最後とは信じがたいライブ展開。後半、Vo.佐竹惇は『10代に戻れるとしても、結末をわかっていたとしても、またアイビーカラーを組むと思います。』と話して、3人のメンバーに向けて書き上げた新曲「愛しい日々」を歌い始めると想いがこみ上げていく。歌えなくなった姿を支えるように大きな拍手が起こる。これにはフロアの誰もが涙を堪えられなかっただろう。序盤のMCでの『幸せな気持ちにするから』という宣言を全うするべく、本編最後は爽快に「short hair」「夏空」で締めくくった。アンコールでは脱退するメンバーが一人ひとり想いを話し、「ハッピーエンド」でライブを締めくくった。アイビーカラーは続く。でもこの4人によるピアノロックバンドの黄金比はずっと忘れない。奈緒さん、彩恵さん、吉博さん、今まで本当にありがとう!! 4/16(日) ちゃくら@下北沢ERA :『KNOCKOUT FES 2023 spring』の下北沢ERAのトッパーで登場した、ちゃくら。ライブハウスには既には、ちゃくらのグッズのタオルを首に巻いたたくさんのお客さんが詰めかけていた。ステージに登場したメンバー4人、フロントの3人は金髪女子でギャル感のインパクトを強く感じた。その雰囲気のとおり、MCもとても賑やかで、バンドを全力で楽しんでいる姿がとても微笑ましかった。「海月」ではフロアを揺らしたり、「あいつ」では拳を突き上げたり、ぎゅうぎゅうのライブハウスのボルテージは演奏ごとに高まっていった。セトリの最後「19才」では、メンバーとフロアが"19才!"の掛け声で一体となって幕を閉じた。ちゃくらのメンバーそれぞれの個性が輝いていたライブアクトだった。 4/16(日) アカネサス @下北沢DaisyBar :『KNOCKOUT FES 2023 spring』のDaisyBarトップバッターは高知県四万十町発3ピースバンド・アカネサス。1曲目「大人になりたくない」からフロアは手拍子と拳でいっぱいに。Vo.&Gt.愛の力強いボーカル、演奏もスリーピースだからこその真っ直ぐさでかっこいい。『DaisyBarのトッパー。他のバンドもいるのにありがとうございました!愛には愛で返そうと思います。』そう話して披露したのは彼女たちの決意が込められた楽曲「スタートライン」。伸びやかな歌声と熱のこもった演奏で盛り上がりは最高潮。最後は「バイト行きたくない!」を高速でぶち込み、トッパーとは思えぬ熱狂でライブハウスを包むのだった。 4/16(日) ORCALAND@下北沢ERA :『KNOCKOUT FES 2023 spring』今回も下北沢ERAを任された、ORCALANDが登場。「タイムトラベラー」からライブがスタート。続いて、ダンサブルなナンバー「ダンシングゾンビの決意」を披露。拳も素敵だが、こういうフロアを揺らす楽曲も、ロックバンドORCALANDの幅の広さを感じられる。MCを挟んでからの「言え」、そして「やってらんねえ」の流れは最高に気持ちが良く、拳が突きあがりまくりだった。セトリのラストは、持ち時間が余ったハプニングもあったが「反省している」を3回も披露してくれた。今日のORCALANDも"優勝"だった。 4/16(日) ミイ @Flowers Loft :『KNOCKOUT FES 2023 spring』でFlowers Loftにミイが登場。1曲目「コンタクト」では耳に残るギターリフが、続く「失恋」ではVo.藤沼絢の攻撃的な歌声がフロアに響く。「失恋」サビのシャウトはライブで聴くとひりひりした感情で一杯になる。ドラムソロでリズムを変えてからは、風刺が効いた歌詞とほとばしる怒りのような感情が詰め込まれた「生(きてる)ゴミ」で圧倒。そこから音数を減らした「グレープフルーツムーン」で緩急をつけ、ライブ力の高さも見せていく。『あなたの前で今日歌えてよかったです!ミイでした!』最後はイントロから手拍子が自然と鳴る一体感で「他人」を披露し、ライブを締めくくった。 4/16(日) メとメ@下北沢ERA :『KNOCKOUT FES 2023 spring』が初の東京のサーキット出演となった、名古屋スリーピースバンドのメとメ。ボーカルとコーラスワークが美しい「ただいまが似合う街」、ポップでキャッチーでサビのフレーズでライブハウスが一体となれる「中華屋さん」など、幅広いバンドサウンドを披露。そんなセトリの中でも、一際輝いていたのが、ライブハウスやバンドについてを歌った「ハッピースター」と「あんたのこと」だ。メとメの始動から1年という節目のタイミング、ライブハウスで必ず目撃して欲しいバンド。 4/16(日) HATAKE@下北沢ERA :『KNOCKOUT FES 2023 spring』の下北沢ERAに登場した、淡路島出身の5人組バンドHATAKE。どこか懐かしさを感じるサウンドと熱いロックサウンドが混ざり、熱い拳とシンガロング必死のライブハウスの空間がとても心地良い。Gt.Vo.KANTAの一際熱いライブアクトは必見だ。 4/16(日) ヨイズ@下北沢 SHELTER :『KNOCKOUT FES 2023 spring』でSHELTERのステージにヨイズが登場。ライブは今年1月リリースの新曲「愛のパラシュート」からスタート。続く「UTOPIA」でも疾走感あるギターサウンドが鳴ると自然とフロアには拳が上がっていく。「魅惑のGIRL」では一気にダンサブルなサウンドで観客を躍らせ、「悲しみにも花束を」ではVo.佐藤リョウスケのエモーショナルなボーカルでグッと曲の世界に引き込んでいく。機材トラブルで一時中断するも、Ba.ヒロキが『こういう時こそ良いライブになるのが僕らです』と話すとギターに音が戻ってこの日最後は「ともしび」。"君の心が冷めないように 僕が火を灯すから" という寄り添う歌詞に呼応するようにフロアには沢山の拳があがり、すばらしい一体感でライブを締めくくるのだった。 4/16(日) 606号室@下北沢ERA :『KNOCKOUT FES 2023 spring』のオーディション枠を勝ち上がり、初の東京でのライブとなった、606号室。Vo.Gt.昇栄の描く等身大の歌詞と透明感のある歌声、その世界観に一瞬にして引き込まれる。その中でも筆者の心に特に刻まれたのがKey.Cho.円花の鍵盤の音色だ。ピアノロックバンド、と単にロックバンドに鍵盤の音色が鳴っているのではなく、ピアノの音色が加わることで、606号室の描く世界、ロックバンドとしてをさらに豪華絢爛にしてくれる。音源で心を奪われた方は、是非ともライブハウスで目撃して欲しい。 4/16(日) Hwyl@下北沢CLUB251 :『KNOCKOUT FES 2023 spring』にHwyl(ヒュイル)が出演。開演前から多くの人が押し寄せる中、1曲目「i don't know」をgt.voあきたりさがアカペラで歌い上げる。その歌声の求心力にフロアの空気が一瞬で変わると、続く「SIREN」で前方は拳だらけに。パワフルな歌声もノイジーなバンドサウンドも、ライブの切れ味が増している。「暮らし」の前のMCでは『この曲で知ってくれた人もいると思うんだけどアンチも来るようになって笑。でもアンチが来るってことは有名になったんだと言われる。』と話すと会場は拍手に包まれていた。さらに『Love musicって番組で紹介されることになりました!』と青森訛りで報告すると再び大きな拍手に。そんな飛躍の報告から披露された「現在地」は非常にエモーショナルだった。最後は疾走感ある「Treasure」で熱量を上げ、フロアに多くの拳を生んで締めくくるのだった。 4/16(日) リスキーシフト@下北沢CLUB 251 :前回の『KNOCKOUT FES 2022 autumn』に続いて、今回『KNOCKOUT FES 2023 spring』もCLUB 251に出演した、リスキーシフト。リハーサル時点で、前回よりも多くのお客さんがライブハウスにて待機をしていた。そんなリスキーシフトのライブは「限界少女」からスタート。リスキーシフトの代名詞の一つとなり、ライブハウスも一瞬で一体感が生まれる。この日のセトリは、3月と4月の2ヶ月連続配信リリースの「ゆれる」と「NO SMOKING」を披露。昨年リリースの「montage」以来の新曲は、リスキーシフトの新たな一面を見せてくれた。特に筆者は爽やかに疾走する「ゆれる」のライブでの印象が強く心に残った。ライブは「海抜30m」、そして最後は「メタスラ」で轟音のライブを締めくくった。 4/16(日) シャイトープ@下北沢CLUB 251 :『KNOCKOUT FES 2023 spring』の下北沢CLUB 251に登場した、シャイトープ。Vo.Gt.佐々木想の歌声、メンバーとのコーラスワークを含めが特に強烈に耳と心に残るバンド。透明感、伸びやか、そういった単語だけでは片付けられない、聴く者の心を一瞬で鷲掴みにする魅力を感じる歌声。その歌声が、バラードの「pink」、ポップサウンドの「マーガリン」、ロックサウンドの「誘拐」、それぞれで異なる表情を見せてくれるのも彼らの魅力なのだ。音源以上というのがライブの醍醐味ではあるが、まさに生でシャイトープの歌を感じて欲しいと心の底から思った。 4/16(日) あるゆえ@下北沢SHELTER :『KNOCKOUT FES 2023 spring』の下北沢SHELTERに登場した、あるゆえ。新曲「Su.」を配信リリースしたばかりということで、どんなセトリになるかワクワクしながらライブスタートを迎えた。ライブは「極楽鳥花」からトップギアでスタート。続く「ライブハウス」は、あるゆえというバンドの根底を描いた楽曲と改めて気づかされた。筆者が最近のあるゆえのライブで特に楽しみにしている「讃美歌」へとライブは続く。「讃美歌」でのライブハウス全体がクラップに包まれる瞬間は、何度味わっても多幸感が凄い。そしてMCを挟んで新曲「Su.」を披露。声出し解禁もあり、サビ前の歓声でのフロアとステージが一体となる瞬間は想像以上に感動的だった。メンバーの脱退という苦難を乗り越えて歩み続けてくれることを決心してくれた、あるゆえのこれからの強い覚悟と信念を感じた熱いライブアクトだった。 4/21(金) 少年キッズボウイ@新宿red cloth :新宿red clothで開催された『新宿SongBook』に登場した、少年キッズボウイ。どんなに辛いことや憂鬱と思えることでも、音楽で吹き飛ばしてくれる、ラブと多幸感に溢れたライブアクト。サウンドは、どこか懐かしさを感じるメロディー、リズム隊のグルーブやトランペットも編成していることで、シティポップに近しいのだろう、ただその型にはまらない自由なロックバンドを根底に感じる。ライブハウスを煌びやかな、ミラーボールが回る、まるでディスコのような空間にしてくれた最新曲「最終兵器ディスコ」は圧巻だった。ライブを締めくくる「ぼくらのラプソディー」で少年キッズボウイの虜に完全に落ちた筆者がそこにいた。 4/22(土) ポップしなないで@LIQUIDROOM :『合言葉はトキメキツアー Tour Final One Man Show』ツアーファイナルのワンマンライブをソールドアウトで迎えた、ポップしなないで。ライブは「でいだら」からスタート。ライブハウスは一気に、ポップしなないでのグルーブに包まれた。ライブは、ギターとベース、マニピュレーターを迎えたバンド編成が続き、途中ではKey/Vo.とDr.のミニマムな編成でも演奏を披露。筆者が特に印象的だったのが、このミニマムな編成だ。音色が限られるからこそ楽曲の細部を映し出してくれるように感じた。また、ポップしなないでのライブは、耳だけでなく目でも楽しませてくれたのが「UFOを呼ぶダンス」だ。演奏中にUFO(の装飾物)が"飛来"してくる演出は最高だった。本編の最後は「ローリングソウル・ハッピーデイズ」で全員を笑顔に、そしてアンコールでは、再びミニマムな編成で楽曲を披露。一度聴いたら忘れられない中毒性の高いポップしなないで、ライブも一度観たら忘れられない時間だった。 4/30(日) オレンジスパイニクラブ @蘇我スポーツ公園 :『JAPAN JAM 2023』のBUZZ STAGEにオレンジスパイニクラブが登場。『裏でモー娘。やってるけど俺たちはロックバンド。ロックバンドと遊んで帰っていってください!』そんなMCからライブは「君のいる方へ」でスタート。ロックバンド然としてノイジーで疾走感あるサウンドが雨を切り裂くように響く。大きなフェスに出られた喜びと感謝を込めて歌われた「7997」、初めのワンフレーズで大きな拍手に包まれた「キンモクセイ」では、観客がみな心地よさそうに音楽に身を任せている光景が美しかった。『準備はいいかい?』その一言でラストスパートへ。疾走感炸裂の「急ショック死寸前」「敏感少女」を立て続けに披露し、大きな舞台でのライブを締めくくった。 4/30(日) リュックと添い寝ごはん @蘇我スポーツ公園 :『JAPAN JAM 2023』のBUZZ STAGEにリュックと添い寝ごはんが登場。1曲目「青春日記」からワンマンと同じように観客の手が上がっていく。この曲の "パラパラと雨にうたれ" の歌詞があいにくの空模様をこの日だけの特別に変える。中盤の「グッバイトレイン」では途中で演奏止めて「夏にやりたい事」をメンバー同士で和気あいあいと話したと思えば、そこから一気にギアを上げて演奏。こういうアレンジ含め、大きなフェスの場でも安定感ある演奏ができるのは彼らが多くのライブで経験を積んできたに他ならない。『今日はほんとありがとうございました!最高でした!』最後は大きな舞台で音を鳴らせた喜びを音楽に込めて「Thank you for the Music」を高らかに鳴らして締めくくった。
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