AWA
このページをシェア

説明文

【ライブショートレポは説明文をスクロール🔽】 日々ライブハウスを駆け巡る、AWA MOSH PITクルーが毎月素晴らしかったアクトをライブショートレポと一緒にお届け🔥 2023年7月もAWA MOSH PITクルーは多くのライブをチェック。その中から15アクトをピックアップ! ライブハウスやアーティストへのエールも込めて、今月もこのプレイリストをお届けします。ライブレポから当日の熱気やバンドの魅力を感じてもらえたら嬉しいです☺︎ 📝ライブショートレポ by AWA MOSH PITクルー 7/10(月) 鉄風東京@渋谷WWW: 「鉄風東京 presents TEARS ONEMAN TOUR 2023」キャリア初のワンマンツアーの初日を迎えた、鉄風東京。SEと共にステージに登場したメンバー、ライブは「咆哮を定め」からスタート。一気にライブハウスの熱気を高めるロックナンバーから始まった。そこから一転、鉄風東京の代表曲のひとつでもある「外灯とアパート」、そして「Numb」と静かな熱量を秘めたロックナンバーを披露。この楽曲の幅の広さをライブの序盤から見せてくれた。ライブの中盤では、鉄風東京のホームであるライブハウスを冠した楽曲「FLYING SON」で、さらにライブハウスの一体感を高めていった。自分たちを飾らない楽曲、少し不器用さの残るMC、でもそれこそが鉄風東京なのだと、この日のライブハウスで改めて強く思った。ライブの終盤は「BORN」、そして最新曲「TEARS」と続き、「21km」と「遥か鳥は大空を征く」とシンガロング必至のナンバーでライブは終演した。そこからアンコールを挟み、さらにダブルアンコールで再び「21km」を披露。本当にラストナンバーということもあり、ライブハウス全体で大合唱が起こるシンガロングだった。この一瞬は、何にも代えられない瞬間で、ライブハウスにいた全員の心に刻み込まれたことであろう。 7/15(土) Chevon@いわみざわ公園 :北海道岩見沢のフェス「JOIN ALIVE 2023」に札幌発バンド・Chevonが登場。昨年はO.A.として出演したChevonだが、リハから昨年とは比べものにならない数の人が押し寄せる中、ライブは「No.4」で開演。Vo.谷絹茉優が伸びやかな歌声を北の大地に響かせると続く「サクラループ」では "もう一回、もう一回" の歌詞に合わせて人差し指を掲げると観客もそれに続き、最後に高音ファルセットで締めくくると、どよめきのような歓声が上がった。歌唱力だけで空気を変えられるボーカリストはそういない。中盤には新曲「ボクらの夏休み戦争」も披露。雨など気にせずVo.谷絹は前に出て煽り、観客も負けじと拳を突き上げる。新曲も変幻自在なボーカルで魅了し、後半は「革命的ステップの夜」「光ってろ」と熱く疾走感あるロックで締めくくった。昨年から確実にパワーアップしたライブ力を見せつけ、Chevonはまだまだ伸びると確信するアクトだった。 7/15(土) Galileo Galilei@いわみざわ公園 :北海道岩見沢のフェス「JOIN ALIVE 2023」に地元北海道出身・Galileo Galileiが登場。「恋の寿命」「青い栞」とリハで人気曲を惜しげもなく披露し本編のセトリにも期待感が増す中、1曲目の歌い出しで歓声があがる。観客全員が聴きたかったであろう「夏空」で開演すると、さらに夏を感じる「バナナフィッシュの浜辺と黒い虹」を続ける。Vo.尾崎雄貴の力強い歌声とバンドアンサンブルが見事に絡み合う。中盤からは再結成後の新曲たちを立て続けに披露。「あそぼ」は伸びやかな歌声と、曲名の通り音を楽しんでいるような演奏に自然と身体がリズムを刻み、一体感もあってライブ映え。「色彩」はライブでよりスケールの大きさを感じた。締めくくりは「星を落とす」と「Sea and The Darkness II (Totally Black)」。ライブアレンジも素晴らしく、ただただ引き込まれ神聖ささえ覚える時間だった。 7/16(日) サバシスター@いわみざわ公園 :北海道岩見沢のフェス「JOIN ALIVE 2023」にサバシスターが初登場。注目度の高い彼女たちを他の出演アーティスト達も見守る中、ライブは「ジャージ」でスタート。北海道初上陸だがメロから手拍子、サビで観客の手が上がり下北のライブハウスと同じ光景が広がる。北海道でもお決まりのしげちゃんの説明をしてから「しげちゃん」を披露。この日唯一のバラードでVo.なちの歌声が北の風に乗り広がっていくのが心地よかった。「タイムセール逃してくれ」ではGt.るみなすがギターソロで観客を沸かせ、最後「サバシスター's THEME」ではVo.なちもステージを駆け、ロックの衝動で会場を包み初の北海道ライブを締めくくった。 7/20(木) IRIS MONDO@渋谷 Club Malcolm :「IRIS MONDO presents『快進撃バッテリー』Vol.06」で筆者は初めて、IRIS MONDOのライブを目撃した。ボーカル、ギター、ドラム、そしてマニピュレーターを含めた編成。ギターとドラム、そこに様々な音色が重なり、ライブハウスではその重なりが増幅し、とても心地良い音圧に感じられた。ここから始まる物語のような楽曲「awake」からライブはスタート。続く、最新曲「昔日をなぞる海碧」は、特にサビでの、Gt.すーぱーさったんの歪むギターサウンドとVo.くるみスカイウォーカーの高音のハーモニーが際立つロックサウンドに心が震えた。セトリの中盤では聴かせる「Day.1」や「比と並」でライブに緩急をもたらせた。まだ仮タイトルでリリース前の楽曲「サツジンキ(仮)」は、サビでフロアと一緒にできる振りがあるキャッチーさと、楽曲のメロディーとギターのリフの独特な雰囲気が魅力的だ。ライブハウスで化けるIRISMONDO、今後が楽しみになったライブアクトだった。 7/22(土) bokula.@横浜赤レンガ倉庫 野外特設会場 :ライブハウスSpotify O-Crest主催イベント「MURO FESTIVAL 2023」に広島発ロックバンド・bokula.が登場。Gt.&Vo.えいが『ライブハウスに変えにきました!』と叫ぶと「愛してやまない一生を.」で開演。1曲目から手拍子と突き上がる拳で一杯に。MCでも言及したがこの日、えいは夏風邪でコンディションは万全ではなかった。だが、『大好きな人(ムロさん)が呼んでくれた』と話すえいの想いをメンバーや観客が受け取り、ともに歌い、熱狂の空間を作っていく。『人前に立ってる以上弱音は吐けない!』と強い意志を言葉にして「夏の迷惑」「愛すべきミュージック」と疾走感炸裂の楽曲で盛り上がりは最高潮に!『どう?ライブハウスに変わったっしょ!? これがbokula.です!! 』そう叫ぶと会場は大きな拍手で包まれ、バンドの芯の強さを見せつけるアクトだった。 7/22(土) バウンダリー@横浜赤レンガ倉庫 野外特設会場 :「MURO FESTIVAL 2023」に大阪3人組ロックバンド、バウンダリーが登場。1曲目「でたらめ」はサビスタートのアレンジで始めるとすぐに沢山の拳が上がっていく。中盤、昨年のムロフェスを回想すると、突如Vo&Gt中道ゆきが『曲変えてもいい?いま歌いたい曲を!もう音楽で繋がってるんだぜ!』と叫び急遽ニューアルバムから「音楽よ」を披露。サビで繰り返される "音楽よ僕たちを強く強くつないでいて" の歌詞に合わせて観客みんなでクラップし、シンガロングする光景は野外であることも相まってひたすらに美しかった。『ムロさんが「いいね!」って言ってくれた曲!』と満面の笑みを浮かべてライブ定番の「あの言葉」を披露すると盛り上がりはピークに。バウンダリーにしか作れないあったかくてやさしいロックで溢れる空間だった。 7/22(土) プッシュプルポット@横浜赤レンガ倉庫 野外特設会場 :「MURO FESTIVAL 2023」に石川県金沢市発4ピース激熱ロックバンド・プッシュプルポットが登場。全力リハから本編の時間を迎えるとVo.Gt. 山口大貴が叫ぶ。『待ってた!やろうぜ!! おっきい声聴かせてくれるかい!!』その言葉で火のついた観客たちは1曲目「愛していけるように」から大声で歌い拳を突き上げる。キャッチーさもある「Fine!!」で一斉にジャンプし楽しんだのも束の間、「ダイナマイトラヴソング」が宣言されると待ってましたと言わんばかりに前方へ走り出す観客たち!声が出せなかった時を超え、"あなたにまだ恋をしているのさ" のフレーズを何度もシンガロングするシーンは恋するほど美しく、ライブ中に発される言葉の1つひとつから『歌で君を守る』という想いが溢れていて、その真っ直ぐさに心を鷲摑みされる。『俺は届けたい!あんたらと一緒に歌ってムロさんに届けたい!!』Vo.山口が客席に飛び込み歌った「笑って」は圧巻。炎天下だからじゃない、音楽の激熱ぶりで観客を魅了するアクトだった。 7/22(土) KALMA@横浜赤レンガ倉庫 野外特設会場 :「MURO FESTIVAL 2023」に北海道在住3ピースロックバンド・KALMAが登場。『北海道札幌KALMA、夏を始めます!』そう宣言すると1曲目は「夏の奇跡」。関東はこの日梅雨明け。夏を始めたい観客たちを味方につけ、多くの拳が突き上がる一体感あるスタートに!KALMAが無料ステージであることに驚いた人も多そうだが、MCでは、出演者が固まった後に出演の意志を伝えたところ急遽無料ステージでオファーをもらったと背景を話す。出演できた喜びと感謝を伝え『来年はあっちいこうな!! そのためにできることは一番大きい声で歌うこと!』と叫び「ねぇミスター」「SORA」など人気曲を連発。畑山悠月(Vo&Gt)は時折マイクの位置を変え全方位に歌を届けつつ、ギターを掲げ飛び跳ねながら歌う。KALMAは3人の衝動がそのまま音になる感じが何度観てもたまらない。最後2分余るも短尺な曲を急遽差し込み、最後の最後まで青空の下でロックを鳴らしてステージを後にするのだった。 7/22(土) ストレイテナー@横浜赤レンガ倉庫 野外特設会場 :「MURO FESTIVAL 2023」野外海沿いのステージ、夕暮れ時。時折吹く風が気持ちいい。ストレイテナーに用意されたのはそんな最高のステージ。メンバーが大きな拍手で迎えられると「DAY TO DAY」で開演。その直後にオーディエンスは結成25周年となるバンドの凄みを体感し拳が一面に広がる。日向秀和のベースが体の奥まで響いてくる。続いて「シーグラス」が始まると観客が沸き、このロケーションにマッチしすぎた歌詞世界に盛り上がりはさらに加速。ホリエアツシはMCで、このロケーションでライブできること、25年前には産まれていなかったバンドマンからも声をかけられた喜びなんかを話す。この日締めくくりは「Melodic Storm」。テナー屈指の人気曲を観客みんなで歌う中、ふと隣のステージを見るとkoboreのVo.佐藤赳も一緒に歌っていた。最後は4人で肩を組み深々と礼。演奏もその立ち振る舞いも流石としか言えない圧巻の25分だった。 7/22(土) kobore@横浜赤レンガ倉庫 野外特設会場 :「MURO FESTIVAL 2023」に府中発ギターロックバンド・koboreが登場。出演キャンセルとなったHump Backの代打として2日連続の出演だ。ライブは「FULLTEN」「HEBEREKE」で疾走感炸裂のスタートにダイバーも登場する熱い空間に。「リバイブレーション」ではサビでみんな一斉に声を出し、力強さと一体感に圧倒される。後半にはリハで歌う素振りだけ見せていた「爆音の鳴る場所で」をドロップ。おあずけだった分、爆発力が凄まじい。MCでは主催ムロ氏が守っているものに触れ敬意を表したあと『今日このステージに立つはずだった人たちも守りたいものが増えたんだと思うよ!帰ってきた時に「おまえら最高やな!」って言ってもらえるように守っていこうぜ!』と話すと、なんとHump Back「星丘公園」を一節カバーするサプライズ。悲鳴にも似た歓声が上がる中、そのままこの日最後の「ヨルノカタスミ」に繋いで大歓声&大拍手を巻き起こすのだった。爆音の鳴る場所はkoboreが守っていってくれる、そう確信するアクトだった。 7/22(土) Atomic Skipper@横浜赤レンガ倉庫 野外特設会場 :「MURO FESTIVAL 2023」に静岡ロックバンド・Atomic Skipperが赤レンガエリアのトリで登場。Vo.中野未悠が『ムロフェス最後までありがとね!あとはやるだけっしょ!!』と気合いを注入すると代表曲「ロックバンドなら」で開演。すぐに拳が上がる中、畳み掛けるように「メイビー」「幸福論」と続けるが、どの曲も音源よりBPMを上げ、その疾走感で観客を飲み込んでいく。『ムロフェスはCrestでやってきたことの集大成、そして新たなスタート。そんなムロフェスでトリを任せてもらってる。本物かどうかより本気かどうか!来年はあっちのステージで海一緒に見ようぜ!!』と熱いMCでオーディエンスのテンションをぶち上げて最後は「ココロ」「星降る夜」で締めくくる。が、アンコールが鳴りやまずメンバーが再登場。アンコールにも応え、トリの役割を果たしてみせた。1曲目よりはるかに後半戦で拳も手拍子も増えていて、アトスキにはロックバンド好きを魅了する力があると改めて痛感する素晴らしいアクトだった。 7/22(土) Ivy to Fraudulent Game@横浜赤レンガ倉庫 野外特設会場 :「MURO FESTIVAL 2023」1日目の大トリとしてIvy to Fraudulent Gameが登場。Vo.寺口宣明が『とにかく1番ヤバいライブして帰る』と宣言すると、背中押す歌詞が心に響く「オートクチュール」で開演。中盤には一転「青写真」で歪んだギターが轟き、アイビーの陰の一面が露出させライブに緩急をつける。ムロフェスと最後まで残った観客に感謝を告げて披露したのは「故郷」。メンバー脱退もありながらフェスでトリを務めている彼らが歌う "これで良かったんだ きっときっと" の歌詞は無条件で心に響く。観客みな水を打ったように静まり、その演奏と歌声に引き込まれていた。本編最後の「Memento Mori」はサビ始まりのアレンジだったが歌い始めると同時に無数の拳が上がり鳥肌モノの光景が広がっていた。アンコールでは、再び「オートクチュール」を披露し、前向きなメッセージで1日目を締めくくるのだった。 7/28(金) 花冷え。@渋谷WWW :自身初の東名阪ツアー『待たせたな!結成8周年にして初ワンマンツアー!!』のファイナル公演を、東京・渋谷WWWで迎えた、花冷え。メジャーデビュー発表も相まって、チケットはソールドアウト。SEが流れ、4人のメンバーがステージに登場し、ライブはメジャーデビューアルバム『来世は偉人!』から「超次元ギャラクシー」からスタート。ライブハウスにはいきなり、クラウドサーフの光景が広がっていった。Vo.ユキナのシャウトと可愛いクリーンボーカルの使い分け、Gt.Vo.マツリとのボーカルの掛け合い、そして彼女のギターリフと加入したばかりのDr.チカとBa.ヘッツとのヘヴィーなグルーブ、それぞれの音の粒子が際立ち、それらが集まることで異次元の爆発力をライブハウスに生み出していた。セトリは、インディーズ時代の代表曲でもある「令和マッチング世代」や「我甘党」から、メジャーデビューアルバムからフロアを縦に揺らす「今年こそギャル~初夏ver.~」や、筆者がこのアルバムの中で一番ブルータルだと思う「Tales of Villain」など、花冷え。の進化を見ることができた。この日、筆者が最もカオスだった空間は、ウォールオブデスを起こした「TOUSOU」と、花冷え。の名を大きく世の中に知らしめた「お先に失礼します。」の瞬間だったと感じた。本編の後のアンコールでは、花冷え。の原点の楽曲「ぶっ壊す!!」と「Envy」という、今日が終わりではなくここからがスタートなのだという決意を感じるエンディングだった。このあと海外での武者修行を経て、秋に帰ってきたときのパワーアップに、今から楽しみでしょうがない。 7/29(土) なきごと@恵比寿LIQUIDROOM :なきごとの1stフルアルバム「NAKIGOTO,」リリースツアーファイナルは2回目のワンマン。ライブはツアータイトルにもなっている「おわらせたくない」、Gt.岡田安未の歪んだギターが炸裂する「癖」でエモーショナルな始まり。続く「知らない惑星」からはなきごとのキャッチーさを前面に出した楽曲たちでフロアのテンションを上げていく。「私は私なりの言葉でしか愛してると伝えることが出来ない」「ぷかぷか」などALの新曲たちは手拍子だったり皆で手を横に振って盛り上がったりと、なきごとのライブの楽しみ方を広げていた。そんな前半戦から、後半戦は「ラズベリー」や「忘却炉」「合鍵」といった初期曲も織り交ぜながら、ヒリヒリする感情やロックの衝動を感じる楽曲を続ける。終盤にはVo.Gt.水上えみりがバンド名の由来を語る。思えばこの日聴いた曲たちはどれも、なきごとを言ってもいいよと誰かに寄り添ってくれているような曲だった。なきごとを代弁してくれる曲と紹介した「Oyasumi Tokyo」や「ドリー」など夜を色濃く感じる3曲で本編を終えると、アンコールでは「深夜2時とハイボール」で会場一体となるシンガロングを巻き起こし、初のワンマンツアーも解禁。沸き立つ観客たちに感謝を伝えるように最後の最後に「憧れとレモンサワー」を披露。『絶対に次のワンマンで会おうね!』そう約束を交わす。なきごとの快進撃はまだまだ続きそうだ。
…もっと見る
はじめての方限定
1か月無料トライアル実施中!
登録なしですぐに聴ける
アプリでもっと快適に音楽を楽しもう
ダウンロード
フル再生
時間制限なし