ほんとに終わりだったらもうなんも云うことないよね。
さよならいうまぐれ
春の宵
桜も翳る夕まぐれ
遠くにきこえるさようなら
言霊さみしくきみはぼくををさがす
気まぐれに手繰りよせられる
それぞれの糸の先
またいつか
逢えるということはちいさな奇蹟
通り過ぎていく風のように
ぼくはもう其処にはいない
月日がぼくを透明にしていくから
いたずらな笑顔でぼくは手をふる
さようなら またいつか
まっすぐな言霊が空を動かすこともあるよ
たとえば絞り染めした雲のオレンジ色
美しい夕焼けに姿を変えることもあるんだ
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