日本語が《ネイティブ》な ハリウッドに進出した俳優の中で、最高...と 言えるのではないか…
もはや けん!……と言えば 高倉健でも 志村けんでも 狼少年でも無い!
もちろん トミーズ健である訳ない!
世界のナベケンだァ~!
「いち、に、しゃ~ん 🤪」
①『ベル・カント とらわれのアリア』(18年)……
アメリカの作家 アン・パチェットの、ペン/フォークナー賞受賞のベストセラー『ベル・カント』の映画化。
1996年の 在ペルー日本大使公邸占拠事件をモチーフに
貧しいテロリスト達と エリートである人質との間に芽生える交流を描く……
ストックホルム症候群のお話か…
主演のオペラ歌手役は 『ハンニバル』のジュリアン・ムーア。
歌の吹き替えは、ルネ・フレミングが...。
キャストは 渡辺謙の他
加瀬亮
クリストファー《ハイランダー》ランバート
※ クリストファー・ランバートは、『ハンティング』(95年)では原田芳雄と共演してます。
渡辺謙だけでは無く、加瀬亮も世界で活躍してもらいたいものです。
②『インセプション』(10年)……
『ダークナイト』シリーズで《バットマン》の新しい型を表現した、クリストファー・ノーラン監督の《睡眠》SF アクション!
主演は
レオナルド・ディカプリオ
渡辺謙
ジョセフ・ゴードン=レヴィット
マリオン・コティヤール
トム・ハーディ
マイケル・ケイン
エレン・ペイジ
トム・ベレンジャー 他 豪華キャスト!
相手の夢の中に入り、情報を盗んだり 植え付けたりするチームが、ターゲットが飛行機に乗る 10時間の間に ミッションを完了させようとする……
夢の中のシーンのイマジネーションは最高!
エッシャーの絵の中で戦っている様なアクションシーンは凄いが、現実世界では 全員で爆睡中(笑)
製作費1億6000万$の知的なブロックバスター・ムービー。
世界興収 8億2553万$の大ヒット!
アカデミー賞では技術的分野で4部門受賞。
観客的にも 批評家的にも 成功した作品。
③『バットマンビギンズ』(05年)……
1億5000万$の『バットマン』リブート作で、世界興収 3億7271万$の……う~ん
ちょい残念な興収ですね。
しかし 批評家にも観客にも 好意的に迎えられ
次作の『ダークナイト』につなげられます。
クリストファー・ノーラン監督は、ブロックバスター超大作も し切れる事を証明した作品。
今回の悪は
ジョナサン・クレイン / スケアクロウ ➱ キリアン・マーフィ
ヘンリー・デュカード / ラーズ・アル・グール ➱ リーアム・ニーソン
バットマンは、ラーズ・アル・グール率いる《影の同盟》のゴッサム・シティ破壊計画を阻止する為に 闘います。
渡辺謙は、ラーズ・アル・グールのニセモノ(笑)
しかし、謙さんの貫禄が 本物の悪の首領の空気を醸し出しています。
次の『ダークナイト』では、世界興収 10億192万$の 当時 歴代4位の大ヒットを生み出したのも、『ビギンズ』あっての事。
④『ゴジラ』(14年)……
1億6000万$の製作費をかけた、待望のレジェンダリー・ピクチャーズの《モンスターバース・シリーズ》第1作目。
監督は、当時 ほぼ新人のギャレス・エドワーズが大抜擢。見事にブロックバスター超大作を仕切ります。
その実力は『ローグ・ワン / スター・ウォーズ・ストーリー』(16年) でも証明されました。
主演は
アーロン・テイラー = ジョンソン
ブライアン・クランストン
エリザベス・オルセン
ジュリエット・ビノシュ
そして 芹沢猪四郎 博士 役に 渡辺謙!
内容はほぼ 平成ガメラシリーズのキャラ設定に、ゴジラ・ミレニアム シリーズの内容を合わせた感じ。
でも 『ゴジラ』シリーズへのリスペクトを感じさせ、好印象。
渡辺謙も「ガッジーラ」じゃなく「ゴジラ」って言うしね。
世界興収は5億2867万$の大ヒット!
2019年には『ゴジラ : キング・オブ・ザ・モンスターズ』
2020年には『ゴジラ VS コング』
と続きます。
また、同じレジェンダリー・ピクチャーズの『パシフィック・リム』との合体も噂されてます。
⑤『 SAYURI 』(05年)……
原作は 1997年出版の アーサー・ゴールデンの『さゆり』
『メモリーズ・オブ・ア・ゲイシャ』は米題。
製作はスピルバーグのアンブリン・エンターテインメント。
監督は『 シカゴ 』(02年) 『パイレーツ・オブ・カリビアン / 生命の泉 』(11年) のロブ・マーシャル。
音楽は『スター・ウォーズ』『ハリー・ポッター』の 御大 ジョン・ウィリアムズ先生。
この超強力なスタッフで、人気芸者 ( チャン・ツィイー ) の数奇な運命を描きます。
主要キャストは、ハリウッド映画で実績のある 栗山千明や小雪を押す声もありましたが
チャン・ツィイー
コン・リー
ミシェール・ヨー
の中華圏で活躍する女優が
日本人キャストは
渡辺謙
役所広司
工藤夕貴
桃井かおり 等
芸者に対する 誤解と偏見から、いろいろ物議ありましたが
役者なら、ネガティブな要素もステップとして、ハリウッド映画での発言権を高めてもらいたいものです。
⑥『ダレン・シャン』(09年)……
物語と同名の作家 ダレン・シャン による、外伝を含む全13冊の 児童向けのファンタジー小説。
『ハリー・ポッター』に続け!と ユニバーサル・スタジオで映画化。
4000万$の製作費でスタート。
監督は『アメリカン・パイ』のポール・ワイツ。
脚本は監督と共同で 『L.A.コンフィデンシャル』『ペイバック』のブライアン・ヘルゲランド。
主役のダレン・シャンに クリス・マッソグリア
『ハンガー・ゲーム』のジョシュ・ハッチャーソン
脇に
ウィレム・デフォー
サルマ・ハエック
ジョン・C・ライリー
そして、我らが ナベケン!サーカス《シルク・ドゥ・フリーク》の団長 ミスター・トール役です。
けして つまらなくはないのですが、世界興収3923万$と、原価回収も成らず ⤵︎
シリーズ化も予定してたのに~……ざんね~ん!
⑦『ラスト サムライ』(03年)……
トム・クルーズ主演の1億4000万$の製作費、4億5675万$の世界興収の ちゃんと利益を出した大ヒット作。
監督は 黒澤明を意識して撮影した『マーシャル・ロー』(98年)の エドワード・ズウィック。
音楽は作曲家グループ《リモートコントロール》
を率いる 今や御大 ハンス・ジマー先生。
戊辰戦争と西南戦争をモデルに、時代から消え去る運命の《武士道》《侍》を、元 北軍士官 ネイサン・オールグレン大尉 ( トム・クルーズ )の視点で描く。
日本人キャストもこの作品からハリウッド映画に翔く事になる
渡辺謙
真田広之
小雪
監督の原田眞人
子役時代の池松壮亮
菅田俊
福本清三 他
日本人キャストのギャラは安く、主演候補の役所広司は出演を断ってしまう。
渡辺謙 は、
「これで成果を上げれば、次作からは違う」
と説得された と言う。
映画は 西洋人が作った割に かなりしっかりとした時代劇で、逆に今の日本の時代劇の方が 時代考証 むちゃくちゃな感じがします。
当時『ラスト サムライ』を観て、大変感激し
理解しようとする心に、感謝しました。
ま、ジャンルは
『馬と呼ばれた男』(69年)や、『ドクター・ストレンジ』(16年)のような
《白人酋長》もんなんですが 😅
そんな、安いギャラで
(200万との説も)
頑張った 渡辺謙は、次第にハリウッド映画でも成功を収めて行きます。
そんな、成功のある意味頂点が
ロジャース & ハマースタイン、5作目のミュージカル
1951年の初演から 幾度かブロードウェイで上演し、
1956年のユル・ブリンナーとデボラ・カーの ミュージカル映画も有名な
⑧『王様と私』
2015年3月12日からプレビュー公演
4月16日から ヴィヴィアン・ビューモント劇場で開幕した、4回目のブロードウェイ再演の
主役のシャムの王様に渡辺謙が!
王家の家庭教師のアンナに、ケリー・オハラ。
英語のセリフ、歌、ダンスと 難度の高い作品を見事に演じきり、トニー賞主演男優賞にノミネート!
作品も評判が良く 9部門にノミネートされ、4部門で受賞!
2016年にも再演され、
2018年には ロンドン ウエストエンドのパラディウム劇場でも公演。
ロンドンには、大沢たかお もクララホム首相役で 出演。
『 Shall we dance 』が有名なこの作品。
まだまだ 渡辺謙 と共に 、成長していくと思うと、心から応援したくなります。
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