日本の特撮映画、アニメ、漫画に影響を受け、永井豪に会った時は、嬉しくてハグしてイラスト付きのサインも貰ったナイスガイ。
1993年『クロノス/寄生吸血蟲』で長編映画デビュー。
①『シェイプ・オブ・ウォーター』(17年)……サリー・ホーキンス、マイケル・シャノン、リチャード・ジェンキンス主演。
第74回ヴェネツィア国際映画祭 金獅子賞 受賞、第90回アカデミー賞 作品賞、監督賞、美術賞、作曲賞の4部門を受賞!
おめでとうございます👏( ˊᵕˋ )
半魚人、子供の頃の虐待で口の聞けなくなった女性(たぶん)、LGBTの老年男性と、共感するポイントが少ない映画だが、起承転結のはっきりした物語は退屈させない。
この映画が評価されるのは、移民排斥などの政治状況、マイノリティー差別反対の風潮が影響しているのかも...
でも、デル・トロ監督は、『ヘルボーイ』『パンズ・ラビリンス』など異形のもの、弱者への視点が鋭く、時代が追いついた感じがする。
一番の朗報は、ハンギョドンに頭を撫でられると、禿げた頭に毛が生えてくる事!
さ、ハンギョドンに会いに行こう!
②『パシフィック・リム』(13年)……チャーリー・ハナム、菊地凛子、イドリス・エルバ主演。芦田愛菜も出てるよ!
レイ・ハリーハウゼンと本多猪四郎に捧げられた、海中深くからやって来る「KAIJU」と、巨人兵器イェーガーを操縦して闘う人類を描くSFロボット映画。
当初は三部作として企画され、続編もデル・トロ自ら『パシフィック・リム メイルストローム』としてレジェンダリー・フィルムで製作開始。
ところが、レジェンダリー・フィルムが中国のコングロマリット、大連万達グループに身売りをした事で、9ヶ月待機するように言われ、
また、『ゴジラ』『キングコング』とシネマティック・ユニバースを形成する事になり、1作目に出資したワーナー、2作目製作のユニバーサル、レジェンダリーの複雑な人事関係で降板する事に。
デル・トロは「『パシフィック・リム:アップライジング』は、僕が構想したのと違う映画になった。でも、僕はOKなんだ。僕はあくまでも一人のプロデューサーとして、コーナーに控えているだけで、実際にリングに上がるのは監督だよ。」と、言ってます。
③『パンズ・ラビリンス』(06年)……第79回アカデミー賞三部門受賞、ゴヤ賞他多数受賞の名作。
アンハッピーエンドのハッピーエンドで、私も大好きな作品。
スペイン内戦で父親を亡くし、母の再婚相手と暮らす少女の空想世界と厳しい現実...
異人のビジュアルが秀逸!
と、配信停止に……⤵︎
とりあえず、『シェイプ・オブ・ウォーター』の予告編で印象深い曲をプラス 😅
④『ブレイド2』(02年)……ハーフ・ヴァンパイアの¨吸血鬼ハンター¨が主人公のウェズリー・スナイプスのシリーズ第2作。
2001年、この『ブレイド2』の編集と、デル・トロ自身も気に入っている『デビルズ・バックボーン』の撮影を同時進行させていて、「楽しんで映画を作れない!もうこういった事はしたくない!」と、言ってました。
⑤『ミミック』(97年)……ゴキブリを媒介した病原菌を絶滅させる為に創り出された、新種の生物が人間に牙をむく……
映画は、今や《悪名高い》ミラマックスで製作され、案の定 脚本、キャスティングといった全ての過程でワインスタイン兄弟と揉め、
「僕のアメリカでの最初の体験は最悪だった」
と、言ってます。
ジェームズ・キャメロン監督は『タイタニック』を受賞したアカデミー賞の会場で、『ミミック』を邪険に扱ってたのに、クリエイターを大切に扱ってると言ってるハーヴェイ・ワインスタインと口論になり、オスカー像でぶん殴る寸前まで行ったそうです。
⑥『ヘルボーイ』(04年) &
⑦『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』(08年)……マイク・ミニョーラ原作のコミックの映画化。
ナチス・ドイツの計画で生まれ、人によって育てられた魔界の子 ヘルボーイが、魔物退治に乗り出す!
デル・トロお気に入りの作品で『ヘルボーイ3』の動きもあったが、予算の面で折り合いがつかず「100%無くなった」との事。
⑧『クリムゾン・ピーク』(15年)……『たたり』『回転』のような雰囲気を目指した、旧家に嫁に来た女性を襲う恐怖の現象...
主演は、トム・ヒドルストンとミア・ワシコウスカ。
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