007 Soundtrack シリーズ 第7弾!
《華麗なる没主題歌の世界 part Ⅲ 》
①『007は二度死ぬ』(65年)……
《 part Ⅱ 》で、ロレーヌ・チャンドラー版をプレイリストに載せましたが、
他にもジュリー・ロジャース版の主題歌もあります。(こちらは未配信)
実は、ザ・ビーチ・ボーイズも『007』主題歌候補になっていました。
それが、あの名盤『ペット・サウンズ』の表題曲『ペット・サウンズ』!
元々の題は『ラン・ジェームズ・ラン』と言って、リリース時期から『007は二度死ぬ』のテーマ曲として作られたと思われます。
後に、ブライアン・ウィルソンは自身のソロで『ラン・ジェームズ・ラン』の題名の曲をリリースしますが、こちらは明るいポップソングになってます。
びっくりですね!
②⑥⑦『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』(97年)……
ピアース・ブロスナンの007 第2作目。
音楽はこの作品から『007慰めの報酬』(08年)まで、5作連続で『007』シリーズの音楽を担当した デヴィッド・アーノルド。
この作品は、本編はシェリル・クロウの同名題の主題歌だが、
他に候補曲があり
1997年にリリースされた Soundtrackアルバムに、没曲 k.d.ラングの『サレンダー』が入ってます。
(AWAには無いので ⑥曲目にカバー曲を)
他は、②曲目に入れた クリス・レアの『シャドウズ・オブ・ザ・ビッグマン』
⑦曲目に入れた マーク・アーモンドの『オンリー・ザ・モーメント』
前プレイリストに入れた パルプの『トゥモロー・ネバー・ライズ』
AWAに配信されてない同名タイトル曲を
スワン・リー
セイント・エティエンヌ
ザ・カーディガンズ
他にも
The Fixx の『 Fatal Shore 』
Duran Duran の『 Last Day on Earth 』
が、候補曲になってます。
全部配信されていれば、『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』主題歌&主題歌候補集で まるまるプレイリストが出来ますね😄✌️
③④『007 カジノ・ロワイヤル』(06年)……
音楽は デヴィッド・アーノルド。
本編の主題歌は クリス・コーネルの『ユー・ノウ・マイ・ネーム』で、ダニエル・クレイグの登場にふさわしい名曲だと思います。
その陰で没になったのは「ゴールドフラップ」
ボーカルのアリソン・ゴールドフラップの大人っぽいボーカルが素敵ですが、
スタジオ側は ダニエル・クレイグの《007》に以前のシリーズより、《冷たい、硬質的》なイメージを求めており、
男性ボーカルを希望していた為、「ゴールドフラップ」や、
④曲目のサンドラの『スリープ』は没になった…と、思われます。
《当選、落選》悲喜こもごもですね。
⑤『女王陛下の007』(68年)……
まさかのエルヴィス・プレスリーも主題歌候補とは……
何故 実現しなかったのか?
海外のサイトを見ると、当時エルヴィスの映画はMGMが製作していて
007映画のユナイテッド・アーティスツの映画に関わる事が出来なかったみたい。
(後に合併するのにねぇ~)
YouTube には、この『エッジ・オブ・リアリティ』以外に、『殺し屋の烙印』(68年)の主題歌『チャロ』も
『女王陛下の007』の画像に合わせて使われている。
候補曲だったのかも知れない…
《もし》エルヴィス・プレスリーが『女王陛下の007』の主題歌で起用されていたら……
作品の評価や
監督のピーター・ハント
2代目ジェームズ・ボンド = ジョージ・レーゼンビーの運命も大きく違っていた……と、私は思います。
⑧『007 消されたライセンス』(89年)……
ティモシー・ダルトンの《ジェームズ・ボンド》2作目にして最終作『消されたライセンス』は、
ジェームズ・ボンドが友達の復讐に乗り出す《番外編》のような作品。
音楽は『リーサル・ウェポン』(87年)、『ダイ・ハード』(88年)のマイケル・ケイメン。
アート・オブ・ノイズの『ジェームズ・ボンドのテーマ』は、
やっぱ 007映画とエレクトロニック・ミュージックの食い合わせが悪い……って事ですかね。
『トゥモロー・ネバー・ダイ』のモービーも
『ダイ・アナザー・デイ』のポール・オーケンフォールドも
イマイチ 使い勝手が悪い……というか……
Mr.マリックに採用された「アート・オブ・ノイズ」先生……残念ながら…没と言う事で ⤵
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