《触発される音楽たち》第12弾!
影響を隠すことなく、
「それが何か?……」
と ばかりに歌い出すアーティストたち。
その佇まいは、トップに君臨する威厳を感じさせる……
①② 『マシマロ』(00年) & 『ネクスト・トゥ・ユー』(78年)
ザ・ポリスのデビュー・アルバム『アウトランドス・ダムール』の1曲目。
強烈なビートで、
「君のそばにいたい!」
と叫びます。
『マシマロ』は、奥田民生ソロ10枚目のシングル。
タイトルを先に決めてから作詞をした為、内容とタイトルが合わなくなってしまい
「マシマロは、関係ない。本文とは関係ない」
と、歌詞の中で説明します。
てか、『マシマロ』なんてタイトル 付けんなよ(笑)
肩の力抜きすぎ! 😁
確信犯なのは、LIVE で両方演奏してる事。しかも『ネクスト・トゥ・ユー』『マシマロ』つなげて 😁
③④ 『港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ』(75年) & 『セイム・オールド・ストーリー』(69年)
アイルランド出身のギタリスト、ロリー・ギャラガーが地元コークで結成した「テイスト」のデビュー・アルバムから。
スタジオ・アルバムは2枚のみで、後は解散後のLIVE アルバムの伝説的なバンド。
ロリー・ギャラガーのギターは、塗装の剥げ落ちた61年製フェンダー・ストラトキャスターがトレードマーク。
『港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ』は、ダウン・タウン・ブギウギ・バンドの4枚目のシングル。
『スモーキン・ブギ』に続くブギ シリーズ『カッコマン・ブギ』のB面としてリリースされましたが、
有線で火がつき、A面にしてリニューアル。
見事、ミリオンセラーになりました。
ロリー・ギャラガーのおかげプラス、阿木燿子のドラマティックな作詞が素晴らしすぎ!
「あんた、あの娘の なんなのさ」
は、流行語に。
同年に、松坂慶子、早乙女愛 主演で、映画にもなりました。
《触発》の理想的な展開ですね。
⑤⑥ 『新宿』(76年) & 『ワイルドサイドを歩け』(72年)
『新宿』は、甲斐バンド 3枚目のオリジナル・アルバム『ガラスの動物園』の中の曲。
タイトルからテネシー・ウィリアムズに《触発》されてますな。
『ワイルドサイドを歩け』は、ルー・リードの代表作。
全米 16位、全英 10位。
シンプルなメロディと、渋い歌声が素敵ですね。
また、甲斐バンドのインスパイアの出来もいい!
⑦⑧ 『ミスターユニバース』(95年) & 『イージー・アクション』(72年)
『 21 世紀少年 』でおなじみのマーク・ボランがボーカルのT・レックス。
この曲は、全英 シングルチャート 2位の大ヒット曲。
強烈な個性のボーカル ROLLY がフロントマンの すかんち 。
この曲は、6枚目にして最後のオリジナル・アルバム『ダブル・ダブル・チョコレート』から。
2枚組と、力の入ったアルバムで、ROLLY 自身も気に入っているとの事。
T・レックスだけじゃなく、ディープ・パープルやザ・フーなど オマージュ溢れる、ROLLY の音楽的才能が爆発しています!
「Hey !Hey !Hey !」のかけ声は、ついついオマージュを捧げたくなりますね。
…もっと見る