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陰陽座の多種多様な楽曲の中でも、ちょっとセンチメンタルでメランコリックな、それでいてどこか爽やかな味わいのある、いわゆる「エモい」曲が大好物です。そんな楽曲たちを厳選してみました! 刃:色んな部分に散りばめられた和旋律、琴の音、黒猫さんの美しくも凛とした強さを感じる歌唱、それでいてどこか儚さを感じるメロディが魅力の一曲です! 然れど偽りの送り火:曲全体に漂う哀愁が何ともエモい名曲です。内容的には「ちゃんとしないお坊さんにちゃんとしてほしい」という感じですが、その裏には生き死には人知を超えたところにあり我々にはどうする事もできない、そういうものに対してのやりきれなさも感じます。 小袖の手:どこか不安になるような、不思議な雰囲気で始まり、優しく異界へ手招きされているような感覚になる曲です。黒猫さんの歌唱はまさに「小袖の手」そのものかと思うほど、リアルな妖怪像が迫ってきます。 顎門:狩姦さん作曲の、隠れた名曲だと思っています!複雑なリフに乗るゆったりとした歌唱のコントラストが印象的です。中間サビの優しい黒猫さんの声とベースラインはたまりません! 不知火:しっとりとしつつも疾走感のあるバラードで、ツインボーカルが映える一曲です。これから生贄とされる少女の鼓動を思わせるビートに哀愁漂う歌唱が印象的です。 蘭:闇を裂くようなギターのフレーズから始まる、鮮烈な幕開けに、森蘭丸の心情を歌う力強い歌唱が乗ります。君主と運命を共にするという覚悟と、儚さが絶妙なバランスで混ざり合った名曲です。 空蝉忍法帖:なんといっても、忍法帖では珍しい泣きのギターソロが本当に泣かせにきます。陰陽座の中でも一二を争うくらい好きなソロです。「空蝉」という言葉がまずかっこよくて、かつ儚さも含んだワードで、それを見事に体現するような曲に昇華されていて瞬火さんのセンスに脱帽します。 腐蝕の王:曲構成は刃とかなり似ていますが、全く色合いの違う音色で、ハードでダークな面が押し出されています。ラストのサビからの歌詞は長くファンをやっていると、心に沁みるものがあり思わず涙することも… 8曲選ぶのには本当に苦労しましたが、間違いなくエモーショナルでえもいわれぬ楽曲群になったことと思います!他の名曲たちに埋もれて雷舞では中々披露されない曲も多いですが、私はこういうのが大好物です(笑)
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