在(あ)れ 成(な)れ 翌檜(あすなろ)の催芽(さいが) 彼(あれ) 戯(ざ)れ 内府の遊(すさ)び (顎音(がっこん)) 有れ 汝(なれ) 噫(ああ) 砂を野饗(のあえ)か 荒れ ざれ 亡い歩(ふ)の 臍本(ほぞもと) 只 無言よりも 遙か佳(よ)く 然(さ)れど 依然(まだ) 倣(なら)うよりも 馴染めと 彼 稀 鎹(かすがい)の蓮(はちす) 故(かれ) 張れ 代詠(だいえい)の聲(こえ)が 只 無言よりも 遙か佳(よ)く 然(さ)れど 依然(まだ) 倣(なら)いよりも 馴染めと 曲(わだ) 差し越える 根も 添い遂げれば 染(そ)む 只 無言よりも 遙か佳(よ)く 然(さ)れど 依然(まだ) 倣(なら)うよりも 馴染めと 然(さ)れば 唯(まだ) 縷言(るげん)よりも 在るが儘(まま)に ならば 唯(ただ) 叶うよりも 挑めと