仮初めの 従(しょう) かなぐり 別(はか)るは 戦乱(うたげ)の 左右(そう) 転がり込みし 天(そら)を 統べるは 如何なる 偉器(いき) なりや 耀ふ 闇と 闇(くら)がる 光を 草薙の 太刀で慥かみて 其の手の 附子を 喰らえども 我が眼に 燃ゆる 紫電が 閃く <♪> 涅染(くりそめ)の 爪牙(そうが) 舐り 諮るは 狸(たたけ)の 相 下らぬ 冗話(じょうわ) 除き 術(すべ)よく 汝の 肚裡(とり) 見せよ 耀ふ 闇と 闇(くら)がる 光を 草薙の 太刀で慥かみて 裁きの奉仕(ぶし)は 厭わねど 我が眼に 燃ゆる 紫電が 閃く 咲き乱れた 花の熱(いきれ)に 眩(く)れる 遠き 聲が 時勢(とき)を 容れよと 諭す 天下を 請うなら 我を 逐(お)うててみよ <♪> 耀ふ 闇と 闇(くら)がる 光を 草薙の 太刀で慥かみて 裁きの奉仕(ぶし)は 厭わねど 交(まじ)ふ 刃に 答えよ 在れ 陰(かげ)ろふ 月を 包みゆく 青天(そら)よ 未だ見ぬ 和世(なぎよ)を 齎(もたらして)して 能(あた)わぬ 武士は 去りゆくも 最後に 叫ぶ 無天(むてん)の 誉を