わたしが自分を“ 責める ”より先に、
“ 許す ”ことを覚えた記録。
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はじまりはそう、
ある日、息するだけで、背中と肋骨に
ピキッて電気が走るようになってしまって
物理的に動けない、寝返りも打てない、
起き上がれない状態になった。
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それでもその身体を
引きずってでも、仕事に行ってた。
それがプロ意識だと思ってた。
それまでの私は、仕事を
休むなんて考えられなかったから。
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でも覚醒してから、
本当の生き直しが求められて
今までの生き方の癖を自分の身体という
人質を使って学ばされることになる。
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人間の脳は20%しか使ってないって
聞いたことない?
人間は、覚醒すると、
そのリミッターが外れて
使えるようになる。
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わたしは“ 感性特化 “だから
それが100%感じる能力になってしまう。
言い換えれば、覚醒前は、
気持ちひとつで無理ができる身体、
覚醒後は、気合いと根性では
物理的に無理ができない身体になる。
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その最初のトレーニングは
キャパを超えることだった。
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" 限界なんて自分で決めれる "
" 自分が自分を一番よく知ってる "
って思ってたけど、
本当にキャパを超える時は、
ヤバイと思った時にはもう手遅れで、
わたしはベッドの上で、文字通り
指一本すら動かせなかった。
漫画みたいな話でしょ。
ほんとに1ミリも動かせないの。
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泣きじゃくって、
昔、限界だったかもしれない
あの人のことを、思い出した。
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こんな気持ちだったのかと
胸をえぐられる気持ちだった。
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それと同時に今、自分の身体が、
全く動かない状況に。
泣きすぎて、水が飲みたいのに
水すら取りに行けない自分に。
むせび泣いたあの日の夜が、
私にとって一生、忘れられない恐怖で
『 自分の限界を知った夜 』だった。
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それからもまだ地獄のトレーニングは続く。
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わたしはF1型の人生だから、
成長のスピードが早い代わりにとにかく
次から次へと課題を詰め込まれる。
まるで漫画の主人公みたいな
鬼の特訓とも言えるような修行。
それもかなり粗治療で。
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真冬の中、神経丸出しの状態で
身ぐるみひとつ剥がされた姿で
放り出される気分を想像してほしい。
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それで、いきなり、
『 あなたは、
今日から人のエネルギーに
身体的に影響を受けます 』
◎ 対策は仕事量を減らす、
◎ 出勤日を減らす、
◎ あと自分の気持ちに嘘をつかない
(それは愛想笑いも含む)
って勝手に新ルールを決められて、
『 わたしはそんなの生きていけない 』
と猛反発するが、
結局それを、一つ一つ
やらされることになる。
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なぜなら、
あのキャパを超えた日の
『 恐怖 』を身をもって知っているから。
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少しでも無理をしようとすると
というか、
こんなことで?っていうことですら、
身体にはダメージがくるから
もう、気が気じゃなかった。
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仕事のシフトを出すのすら怖かった。
予定がなかなか立てられなかった。
シフトの期限ギリギリまで
自分の体と相談した。
仕事の制限もかけた。
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あれほど休むのが
たまらなく嫌だった自分が、
出勤当日であっても、
『 これは行けそうにない、
行ったら帰れなくなるかもしれない 』
そう感じたら、ちゃんと
" 休むという手段 " を
選べるようになっていた。
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その次は境界線の練習。
では、自分のエネルギーを奪われずに
どう仕事をするかを求められた。
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“ 自分の本音に忠実に “
でも遠回しな言い方ではなく、
誤魔化さず、
それでいて、相手の尊厳は傷つけない、
そんな言い回しを
どうしたらいいのか考えた。
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だけどわたしは、どうも、
遠回しでやんわりとした
優しく言わなきゃ!みたいな
セリフっぽいのがダメみたいで、
オブラートに包むのではなく
ハッキリ物事を言いたかった。
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でも、ストレートに言いすぎると
相手の尊厳を傷つける
可能性が出てくる。
だから在り方を伝えることにした。
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わたしは接するなら、
人と人とで繋がっていたい。
それが自分の核だと気づいたから。
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そうするとお客さんとの
関係性も変わった。
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上辺でしか繋がれないものだと
思っていたのが、
わたしは嬉し涙を流したり、
自分の体験をも
話すようになっていた。
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お客さんに対しても、
幸せを本気で願えるように
なっていた。
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こうして境界線が引けるようになった後、
今度は怒りの感情のコントロールが始まった。
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元々、わたしは
怒りやすい性格だったけど、
とは言っても、
人様の前でキレる程ではなかったのに
ある日急に、わたしはお客様に
ブチギレてしまう。
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あ、と思った瞬間には手遅れだった。
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理由は"ウソ"をつかれたことだった。
してないことをした、と言われた。
ただそれだけで
わたしの怒りのスイッチは
プッツンといった。
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自分でもびっくりした。
そこからコントロールできない自分が
怖くなって休業することになる。
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家でも、キレた時の
破壊衝動はすさまじくて
瞬間湯沸かしと言われればまさにそう。
大事にしてたぬいぐるみを
投げてしまったり、
本当に自分が
自分じゃないみたいで怖かった。
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もう誰も傷つけたくないのに
自分のことも傷つけたくないのに
傷つけてしまいそうな自分が居ることが
怖くてたまらなかった。
爆弾を抱えてるような気持ちだった。
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思い返せば、覚醒してからの毎日は
爆弾を埋め込まれて、その爆弾が
爆発しないようにどう生きるか
それを考えさせられる日々だった。
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そして、わたしが生まれ変わった
8/3はこの日だった。
正直、今までの◯年間も辛かったけど、
覚醒してからの方が辛かった。
身体も心も。
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課題の一つである、
『 親や家族との関係性の見直し 』
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それにも一人一人、向き合った。
でもどんなに向き合っても
自分がそうだったように、
人は自分が経験したことじゃないと
理解できない生き物で。
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それは年齢でもなければ、
親だから理解できるって話でもなくて、
結局大事なのは形ではなく、
どこまで、いっても
人と人なんだと思った。
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わたしはもう、家族に
理解を求める気持ちを手放した。
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だって、わたしは、ただ、
『 あなたはあなたで、辛かったんだね、
傷ついたんだね、ごめんね。 』
って言って欲しかっただけだったから。
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過去を精算して、
後腐れなくいたかったし、
抱きしめて欲しかっただけ
なんだけどな。。
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伝え方もすごく繊細に考えた。
相手の背景を尊重しながら、
だけど自分が抱えてたきもちを
本気でぶつけてみた。
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でもどれだけ配慮をしても
わたしが願ってた、
『 受け止める 』
っていうのは難しいみたいで、
父からはそれを今更どうしてほしいのか
謝ってほしいのかと言われ、
その言葉を聞いた瞬間
冷めてしまった自分が居た。
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母は逆上して、わたしを脅す有り様。
おばあちゃんにされたことも
わたしにしたことも
じぶんで認められず、
そんな自分から逃げて、
向き合おうとしない。
その為なら正論で身を守ろうとして、
まだ、わたしの本音を
潰そうとするのか。
この人は何年経っても、
本当に何も変わらないんだなと思った。
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その瞬間、わたしの中で
親の幻想が崩れた。
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唯一の希望だった妹は妹で、
わたしの本音に向き合いきれず、
逃げたまま。
わたしは家族と
一定の距離を置くことにした。
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こうやって手放しが進むに連れ、
すごく切なかった。
わたしの精神は
どんどん成長していくのに
止まったままの人に何を言っても
気づいてはもらえない寂しさ。
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だけど、もう自分は
そこに留まりたくない。
“ あとはあなたの課題だからと“
そっと自分の中で区切りをつけて、
離れる寂しさ。
肉親って1番近い
存在だと思ってたのに
1番難しく、遠く感じた。
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覚醒して、沢山涙した。
苦しい涙、切ない涙、嬉しい涙。
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今の課題は自律神経の問題。
病院行くのも勿論だけど、
自分の神経が昂る瞬間を
どうコントロールするか。
感覚過敏とどう付き合っていくかが
今のわたしのリアルな課題。
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でも今こうして振り返ってみると、
休むことすらできず、
身体を引きずってまで
仕事に行っていた私が、
仕事を休業して、
昨夜は、夜風に吹かれるだけで
気持ちくて
コンビニでアイスを選ぶだけでも
嬉しくて、
満月が見えただけでも満たされてた。
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不思議だよね。
生き方を変えるって。
自分の本音を大事にして、
思ったように生きるって
簡単じゃないけど、
それの殻を破れば、
自分に優しくなれてるって
ことなんだとおもう。
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ねぇ、人間って
なんで自分に優しくする、
そんな一見簡単そうに見えることが
一番難しいんだろうね。
わたしもまだその途中にいる。
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崩壊 💥→ 苦悩 🤯→ 再生 🤢→ つながり🤝
1️⃣Fight The Blues
→ はじまり。
静かな“戦い”の中での苦しみ。
無理して笑ってる頃の自分。
2️⃣ BADモード
→ 無理が続いた結果、心が落ちていく。
“どうにもならない日々”。
3️⃣ 忘却 feat. KOHH
→ 忘れたい、消したい、感じたくない。
“あきらめと絶望”の影。
4️⃣ Be My Last
→ 愛を求める気持ちと
「これで最後にしたい」儚さと願い。
5️⃣ 蹴っ飛ばせ!
→ 感情の反転。“今の自分をぶち壊す”
ような目覚めのエネルギー。
6️⃣ PINK BLOOD
→ 内面の強さと繊細さが共存してる。
“もう傷つかない”ために生きるモードへ。
7️⃣ 誰かの願いが叶うころ
→ 世界への理解とやさしさ。
今まで見えなかった“他者の痛み”に
気づき始める。
8️⃣ HEART STATION
→ 繋がる、届ける、愛の周波数。
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