夕景 花火の街を歩いて 明けぬ夜の世界を願った 今日が終わる今日なんて 僕はいらなかった どこに縋ったなら 夏を泳いでいる 夏を泳いでいる 夏を泳いでいる 夏を泳いでいる ゆらゆら日々を過ごして ふらふらふら大人になった 明日を生きる意味を探した どこにも無いな 夏のせいにしてちょうだい。 ゆらゆらゆら日々を過ごして 時計の針を少し睨んだ 明日になってく今日を恨んだ 花火が鳴った。 そっと背を向けた。 子供みたいに目を彩って 花開く音に笑って 走る日々を少し羨んだ 銃をいざ構えても 誰も見向きはしないんだ そっか、僕は幽霊 花火の街を歩いて 誰も知らない夜を過ごした 明日を生きる意味なんて 僕はいらなかった どこに縋ったらいい 夏を泳いでいる 夏を泳いでいる 夏を泳いでいる 夏を泳いでいる ゆらゆらゆら日々を過ごして ふらふらふら大人になった 明日になってく今日を恨んで 夕凪ぐようにそっと目を閉じる 子供みたいに目を彩って 花色に染る頬を 笑う日々を少し羨んだ 銃声すら打ち消した 誰も気付きはしないんだ そっか、僕は夕景 辺りの音を攫って 放つ声は届きますように。 今日が終わる今日なんて 僕はいらなかった どこに縋ったらいい 夏を泳いでいる 夏を泳いでいる 夏を泳いでいる 夏を泳いでいる なんて話 ため息ばっかりで 何でもない日々を過ごしていく ただ僕は知りたかった 誰かになったなら 夏の匂いがする 夏を踊っている? 今も 夏を泳いでいる?