眠らずじっと天井を見ている こぼれるはがれるそういうものを いたいこわい こっちはついに分からない ひとつひとつ ばらばらになっていくのを どれだけすごいか 追いつかないかってのが どんなかたちにも変わらないように 絶対ちがうけどよく似てる布で くるんで抱きしめて どこへも行かないで どこへも行かないで どこへも行かないで どこへも行かないで 洗面所の鏡ごしに見てくる 分かるはずないのに分かりたい衝動 足を取られた深い雪の中を 振り返ってくれるけどそっちこそ どれだけかわいいか やさしいかってのが どんなかたちにも変わらないように 絶対ちがうけど よく似てる風景だって 隙間にはまる どこへも行かないで どこへも行かないで どこへも行かないで どこへも行かないで もがきもせずあらがいもせず 見せてくれたようにやれるかどうか 失くすたびにくれるものを ちゃんと持っていられるかどうか どこへも行かないで 絶対ちがうけどよく似てる どこへも行かないで 絶対ちがうけどよく似てる言葉 どこへも行かないで どこへも行かないで どこへも行かないで どこへも行かないで どこへも行かないで どこへも行かないで