とうにもう 膿みきった 甘美な果実をどうぞ 悪戯な 貴方達の 駒となり贄と為 想像を超えていた 貴方の生死すら 酷く 冷めていくよう 思えて、只 あの世かどうか 曖昧で 綺麗事 溶けて影もなく 最愛 泣いても 嫌じゃない でしょ 惹かれ続けた罰を受けるのが 運命 とうにもう 醒めきった 夢の中でさまよった はじめからわかってたと 己のみ信じて 創造の果てにも 孵化したあとの気持ちが こびり付いているよう 思えてまだ あの世かどうか 曖昧で 飛んでいた蝶は 影もなく 咽び泣く僕は何者なのかさえ 共犯者にならせてと 貴方が口付けたその余韻が 心地よく縛り付ける 滴った果実の残り香のように 過去に未だ足を取られている 誘い出した貴方の目を見ている そして