立つ鳥は後を濁さず 水底へ沈みこむのさ 真夜中のラジオの声が かさついた笑いを誘う あたま止めても 働きまくれ ヴィジョンなど無いと 財布を空にする 些細なことで傷ついたりね ムダに甘えた声で泣いている 寒気がするな 俺のせいじゃない みじめになればなるだけいいさ 器の小ささを嘆く前に それ割れている 何も受けられない皿だ 逆立ちで歩いてみせるように おどけても 霞んでいくのさ からだ堪えても 布団這い出せ 疑問持たないよ 小細工ばかりする 歯切れの悪い「久しぶりだね」 胸を張れる自分など居ないと知る 嫌気がさすよ 俺のせいでしかない 狭い部屋に立ちこめたままの 夢の残り香を吸い込んでみる 鼻がねじれた 急になんか後ろめたくなる 叶わないことも 届かないことも いけすかないのも 信じられないのも 別に未来が明るいと決めつけない それ でも いい