「目を閉じたまま終わってみてよ」 君の放った台詞を今も覚えている 綺麗なものほど儚くて それでいてこの心を埋める 「また会ったね」なんて他愛もない こと 記憶はモノクロだけれど 失くした色はきっと 欠けた月みたいなことでしょう 眠れない夜に数えた 羊の群れの中に たったひとつだけの 間違いを落とす 美しい夜空を独り占めにして 言えないことを想うに留めて それすら美しいと思う こんな夜がずっと続けばいいなんて こんな夜がずっと続けばいいけど 「もう一度だけ笑ってみてよ」 君の溢した言葉を今も覚えている 綺麗なものほど儚くて それでいてこの心を埋める 美しい夜空を独り占めにして 言えないことを想うに留めて それすら美しいと思う 美しい記憶を独り占めにして 言えないことを想うに留めて それすら美しいと願う いつだって終わりを告げる朝日が 僕の夢を喰らう