Track byPARAISO
階段を降りたら いつもの河川敷 ひとはまばらで 昨日が急に遠く思えた 右手にはあいつが 置いてったビール缶 全部飲み干せば またすこし大人に近づいていく ずいぶんと歩いても 見慣れた道のりで 花のやわらかいにおいが ずっと頬を撫でてる この陽気が 何気ない日々のひとコマを 忘れないで、とささやく この続きは誰も知らない 僕らどこかへ旅をするだけだ 淡い春の散った頃に 僕は一人そっと振り返って また、会えるよね