世界中がまだ眠るころ 野良猫たちが 寒そうな三日月の下で 歌い出す "どうだっていいじゃないかよ そんなこと" "過ぎ去った日々に やさしいくちづけを" "ジャンプして屋根に乗って 勇気を見せてみろよ" 俺は野良猫 おまえは誰だ そんな爪じゃ あいつらには勝てっこないぜ 目を開いて 狙い定め 飛びかかれよ今がチャンスだ 真っ黒でも 俺の瞳はサーモグラフィ 世界中で 目覚めてる人達は一握り "泥だらけの愛を もって海へ行け" "今日の体力は 今日中に使い切れ" あてのない旅の途中 君は何処? ぶらさがる三日月の涙 ここにはもう いたくない 本能に逆行するような世界 俺は野良猫 おまえは誰だ そんな爪じゃ あいつらには勝てっこないぜ 目を開いて 牙をむいて 飛びかかれよ今がチャンスだ 泣いてばっかりのおまえは誰だ その機械がなきゃ おまえはおまえじゃないのか 目を覚ませ 俺と行こうぜ 世界はまだ喜びにあふれてる