いつもと同じ朝は いつもと違う温度で ため息は部屋の中 行き場に困って冷えた 昨日と同じ麦茶を 昨日と半分のコップに 注ぎ切るのと同時に 部屋が少し広く感じた 僕が君と出会った時から 別れはずっと前を歩いていて 二人歩幅を合わせようとするほど すれ違ってしまった心が 気付いたら壊れていた 僕の両目から溢れた想い出が 呟いた気がしたんだ バイバイ いつの間にか途切れていた 糸を手繰り寄せても その先にはもう君はいないのに わからなかった 心の中 あの時の君の横顔も すれ違ってしまった心が 気づいたら溢(こぼ)れていた 冷え切ってしまった僕らの想い出は 消えない 愛してしまった心が 気づいたら溢(あふ)れていた 仕舞われたままの僕らの想い出に 告げる バイバイ