青春は泡の日々 鉛色の春に五月がまどろみ ドアノブのスカーフが まだ風に揺られていた 「終わりにしたいと思った。 輝いた一瞬を守るんだ。」 大好きなフレーズが 耳鳴りに変わってく 10代はイメージ 理想と希望 切り抜いた栄光のダイジェスト 土のない街に咲く排気 ガスの花の味はいびつだ 青春は泡の日々 あの島の匂いを下水管に流し 変わりたくて変わり果てた 鏡の女は誰? 「一人にして。」がなぜか 「隣にいて。」に聞こえ、 一日ずっと君を考えて過ごしたよ 喉元の奥から鉄の味 僕等の傷口は姿を変えて 天に昇っていく 「あれはなんて膨大な煙だ。」 青春は泡の日々 鉛色の春に五月がまどろみ ドアノブのスカーフが また風に揺られていた 0から僕等 はじめよう今夜 飲めや唄え 騒げや踊れ 同じ時代に生まれた僕等どうしさ 笑い合って分かち合って いくつもの夜を越えよう