忙しい輪廻の中でまた新たに遍歴を 成す 始まりは憧憬 俺がここに立つ意味でさえも 全てはあの日あの場所で感じた揺る ぎない胸の高鳴りから 波乱の人生を望んでいるわけでも 現状に甘んじているわけでもない 悲しみの果てに何があるかなんて 俺は知ろうとも思わない 差し込んだ光明 喜怒哀楽も酸いも甘いも 全ては自分を啓発し、 奮い立たせる糧となる 今は生活を絆すこの億劫さも連帯感 でさえも 今はただ愛おしく思える 夜の中を歩く俺は人混みを見て人を 見ず 行き先の無い言葉は闇に生きて陽の 目を見ず 所詮は口先だけの厭世観なんだろう 今自分に問いただせ それは似非の孤独か 注ぎ出した雨が 行き場逐って行くように 光の無い方へ消える 求めていた未来 形成していくように 光の射す方へ行け 明日も 笑えるように 描く未来は 鈍色の空に その決意は 胸懐と共に 命果たせ 今を遂げろ