誰もいなくなった庭園に 芽吹く あなたが植えた樹木 しんと止まない雨を吸って 伸びた しあわせの後味 どうして がらんどうのわたしの躯を 責めるように 諭すように 綺麗なままで育つの あなたを連れて 生きてゆきたかった 小さな眩暈に 遊び躍りながら あなたの見えぬ 場所へ昇りつめて わたしは笑うの 天空を抱いて <♪> 夕暮れ 赤く染まる大地に ふたり歩いた道が見える どれだけ遠く離れていけば すべて許し合えるのだろう 振り向かずに進んだ あなたを呼んでも 想っても 届かぬなら 「綺麗」を汚したくない あなたのくれた ぬくもりの言葉は くすんだ未来も きらめくようでした 誰より高く 高く昇りつめて わたしは笑うの 天空を抱いて あなたを連れて 生きてゆきたかった 小さな眩暈に 遊び躍りながら あなたの望む 場所へ昇りつめて わたしは笑うの 天空を抱いて