今年の冬は きびしくって 君の自慢の 腕か振えない 誕生日のテーブル 君の手料理 幾つか並ぶ 皿の上に 申し分けなさそうな手料理が 君の代わりに言っている ごめんなさいね 君のせいじゃない ほんとに この冬がね この冬が 悪いんだ ろうそくを吹き消したら 暗闇の中 君とくちづけ交している 外は吹雪 外は吹雪 今年の冬は きびしくって 君の自慢の 腕か振えない 誕生日のテーブル 君の手料理 去年の夏は 人に揉まれ それでも海に行って 泳いだね こんな冬が来るとは 誰も知らなかった 君のせいしゃない ほんとに この冬がね この冬が 悪いんだ 焼林檎 食べ終えたら すぐにも僕は 君を抱こうと思っている 外は吹雪 外は吹雪 外は吹雪~