目が覚めた 雨の中 見慣れない施設(はこにわ) 空気が渇き咽(むせ)る場所 ここがあたらしいおうちらしいよ? 姿形だけの愛情(あい)が飛び交う 好きにしていいよ、と与えられた 砂と玩具(おもちゃ) 見張られる矛盾に やさしさの軽さを知る なんでここにいるのかな かんがえてるとこわいから わたしとはなしていよう 無言でふれあいを病めた ずっと探してた ずっと望んでいた ずっと凍えていたのに この世界(はこにわ)は 何も騒いでくれない 明日も雨に濡れるなら 支度しなくちゃ 時間を殺せば 楽だから ふたりになるまで砂時計を壊そう (Loop loop in the miniature garden…) (Loop loop in the rainy day…) 目が覚めた 雨の中 何もない病室(はこにわ) 空気が留(と)まり腐る場所 思考を止めたら病気らしいよ? 当たり障りのない言葉(おと)が飛び 交う 好きにしていいよ、と与えられた 砂と玩具(おもちゃ) 監視する矛盾は 誤魔化しと偽善で成る 何でここにいるのかな 考えていると痛いから 私と話していよう 無音でお手当てを止めた 雨の中で唄えば幸せになれるの? 生まれた事が暴力で 過ぎ往く事が苦痛でも 嘲笑(えがお)を浮かべていられる よ! なんてかたるのが人間(ひと)なら それなら、私は機械がよかった。 もっと求めたい もっと光りたい もっと愛したいけれど この世界(はこにわ)は 誰かが造っているんだ 誰かの悪夢(ゆめ)が覚めるなら 従わなくちゃ こころを殺せば、楽だから もっと転びたい もっと叫びたい もっと悔やみたいのに まだ歯車は 素直に動いてくれない 私の悪夢(ゆめ)が覚めるなら 我慢しなくちゃ こころを殺せば、楽だから 時間になるまで砂時計を廻そう (Loop loop in the miniature garden…) (Loop loop in the rainy day…)