古い映画のワンシーンのように それは突然のことでした 目の前のものが青いフィルム かかっているように冷たく見える 重くのしかかる都会の空 あなたもどこかで空を見上げてるの 故郷に流れる川や垣根の続く 細い道は 古いピアノその音色は 少し狂ってるみたいだけれど 奏でる旋律はとてもやさしくて 昔あったことを思い出した 故郷のあなたはお元気ですか ほほを涙がひとしずく伝ってる 誰も気付くことはない足早に歩く 人の波 私は今青いインクで あなたに便りを綴っています 私の故郷はもう無いのです あなたは幸せに暮らしてください 便箋に書かれたその文字は 滲んでしまって読めないわこれでは 色づく山の匂いと雨上がりの虹の色 故郷に流れる川や垣根の続く 細い道は
