このまま 青く溶けてゆく 静かな夜 グラスに映る朧気な顔に 魅せられて 決まりきった 上辺だけの口説き文句 溜息つくほど聞き飽きた 曇ったその瞳で 私の何がわかるの 蜜に惹かれたくらいなら 青い月で酔わせてよ すっと差し出す手が重なる 期待しても虚しいだけ 愛せたのは結局自分だけで 夜に紛れて消えてゆく 零れ落ちた一粒青く光る ほら、すぐに掬い上げてよ 甘く歪んだ月灯り 絡まる指の隙間を広げて 解け出す氷が奏でた もっと本気にさせてよ 騙されてる? 潤んだ瞳のこの顔見ても そう言うの? 悪い夢にうなされてるだけなのきっ と これが私の全てだから 長い髪かき上げて 甘い嘘に溺れて 飲み干せないくらいの 愛でグラス満たしてよ 本気だってそんなことを言うなら 私のこと信じてもいいんじゃない? 赤く染めた唇切なく どうしてなの? ただ単に愛されたくて だってそうでしょ? このまま一人きりで 深い夜空に沈んでゆく 誰一人と愛することもできず 満たされないこの街で 愛せたのは結局自分だけで 吐き捨てた言葉全てが跳ね返る 零れ落ちた一粒青く溶けてゆく 奇跡なんて言わないで 甘く溶けだす水面には いつもの顔の私が映って それでもいいかと思った 青い月の夜でした
