再開を願う群衆の 椅子取りゲームに 参加すら出来ないまま 陽が落ちる 挨拶を交わす一瞬の 泥濘みにハマって 身動きも取れない様 滑稽な歌のよう 最寄りの駅から3分の 1Kに住んだら 教えてよ 呆れ返るくらい 単純な 特別を今くらい 感じたいから 気がつけば 戦争だった たまらなくなった 生き辛くなった 在りし日を思い出した 声が詰まって からからになった 分からなくなった まだ故郷へは帰れない いつか 描いた 無垢な情熱は この手を離れて 再会を果たす連中に 後ろ髪 引かれる思いだ でも君さえ笑ってくれればいい 大体で済ます日常に 後ろ指 差される気分だ でも無事で居てくれたなら それだけでいい 涙に触れる あなたに触れる 事でしか気付けない 今日もまだ 戦争だった 見失っていた 醜さが勝った 在りし日を思い出した 声が詰まって からからになった 分からなくなった まだ故郷へは帰れない 故郷へは帰れない 此処に雪は積もらない まだ無事でいるか友よ まだ故郷へは帰れない