宵の街には光が瞬いていた 人混みに紛れたとて隠しきれない 長いまつ 毛がやけにいじらしいあなたの 笑顔が落ち着きのない心を埋めた あなたで あなたで 満ちてゆく あまりに頼りない手と手 繋いで歩んだのは甘いリグレット 何度も確かめ合う目と目 答えを吐き出したら一つになれた 私になれた 予報はずれの通り雨濡れた髪が 見たことのないあなたを真に描いた 照らされたのは継ぎ 接ぎだらけの愛恋 漂う夏の匂いに誘われるまま あなたに あなたに 溶けてゆく 結んで解けない手と手 伝わる歯痒さまで絡まるセリフ 生きづらさに虚ろう目と目 想いを汲み上げたら二つに割れた 壊れてしまう恋を知って 計れない気持ちを味わって 最初で最後だと願って 大人になるんだ 私の本気を見せたら あなたはどんな顔をするのだろう あまりに頼りない手と手 繋いで歩んだのは甘いリグレット 何度も確かめ合う目と目 答えを吐き出したら一つになれた 私になれた