あてもなく時に身をまかせて 誕生と消滅を繰り返して そのたび記憶は罪に汚れ 君の笑顔がもう思い出せない そしてまた出会えることもなく 同じ終幕をむかえるけれど まだ脈打つこの鼓動が忘れ 去ることを認めない 視界の中立ちはだかる鉄柵を突き 抜けて 凍り付く風にふかれ震えてる 君の待つ彼方へたどり着けたら あの時のふたりがただ信じていた 迷いのない未来がもう 一度見えるだろうか 引き離す瞬間(トキ)を 避ける様に小さく息を殺して こごえながら交わしあった約束は 消えないから 凍り付く風にふかれ震えてる 君の待つ彼方へたどり着けたら あの時のふたりがただ夢見ていた 終わりのない景色にもう 一度立てるのだろうか