宵の闇よお願い 傷を隠して 腹を満たした街が眠る前に きみといるこの部屋が これからは世界の全部 砂糖漬けの夢を見る 自由で空虚な青空 最低でエゴな欲求も 今日まで抱えた焦燥も エプロン着けて 両手を洗えば パイ生地で包むだけよ まるでホットケーキみたいね 積み上がった刑期 ぴったりね 舞い上がって丁度 いい感じ 焼き上がったシークレット プラスチック製のウンディーネ ダマになってちょっと膿んでいて 腫れ上がった頬で酔いしれて もとにもどれない 味はまだ、ひみつ 理性も知性も品性もない 単純で幼稚に退化した 恋慕に従順な傀儡がいい 永遠に、永遠に、ね プリンアラモードみたいね きみだけはずっとひんやりね こころ売ってでも添い遂げたい なんて酷な病気なの ホットサンドみたいに 耳まで焼き色こんがりと 冷めやらぬ恋に苛まれ お人形になりそうよ 最初から自由は在った、 わたしのすぐ傍に! 破れた生地から漏れ出て最後 致死量の愛で息が詰まる ホットケーキみたいね 積み上がった刑期 ぴったりね 舞い上がって丁度 いい感じ 醒める前に召し上がれ