すずなりの果実に 手を伸ばして ふたりで歩いてきた道を 振り返る ふぞろいな思い出も 日向の窓に なるだけ 美しく飾ろう こんなふうに ほら 愛すべき日々さ 朝 目が醒めて 夜 眠るまで ずっと ありふれた言葉や カタコトのフレーズじゃ 胸に秘めた想いを 今さら君に うまく言えないよ 茜色の空に 飛行機雲 背の高い ふたつの影ぼうし こんなふうに また 暮れなずむ街で 君のことを 想うだけで 嬉しいんだ おおげさな言葉や 借りてきたセリフでは 「ありがとう」って気持ちを 全然君に 伝えられそうにないや 新しい言葉で 鮮やかなフレーズで 胸に秘めた想いを 美しい言葉で ささやかな言葉で 胸のなかのありったけ 全部 残らず君に伝えられたらな 君を想うだけで 君を想うだけで