大気圏の静かな場所まで 君はもう届いたかな 朝暁けに染まる オゾンの海を 不思議な気持ちで見つめている そんな夢を見たんだ 生まれ変わる旅のどこか 雨の雫 子猫の温もり こそばゆい恋の始まり みんな みんな 君との出来事 いつだって世界は壊れていて 僕らはそれを眺めていた 幸せの違う 誰かを許せずに 奪う愚かさに気づかないで 何を畏れてるんだろう 強くつないだ手が ほどけても また会えると 信じてみるよ 君は君のまま 君らしく 「サヨナラ」も言わずに 穏やかに今日を忘れてく 時間は方舟のように 悲しみの波を かきわけて 君の声が聴きたい 僕の声を贈るよ 大気圏の静かな場所で 君はもう眠ったかな 朝暁けに染まる 水平線に いま溶けてゆく